スラムダンク

【スラムダンク】名言ランキングTOP30!超有名バスケマンガ全24巻を徹底調査!!

超有名バスケマンガ「スラムダンク」の名言と言えば、安西先生のこのセリフ。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」

引用元:「スラムダンク」

このセリフを1番に思い出すでしょう。

しかし、スラムダンクには心にグッとくる名言たちが他にもたくさん描かれています!

ここではスラムダンク全24巻を徹底調査、名言ランキングTOP30を大紹介!

スポーツ大好き、スポ根大好き、バスケ大好き、そして何より一直線なキャラが大好きな私の個人的にグッときた名言を、詳しく解説していきます。

できるだけ偏見や、個人的に好きなキャラクターばかりにならないようにしていますが、あくまで個人的名言ランキングですので多少の贔屓、個人的感情が入ることはご了承ください。

名言ランキングTOP30では、あの有名な名言から、意外と見落としがちなあの名言まで!

あなたの好きな名言はいくつ登場するでしょうか?

目次

【スラムダンク】名言ランキングTOP30

1位「最後まで…希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」7巻:安西先生

引用元:「スラムダンク」

スラムダンクといえばこのセリフ!!

すでにスラムダンクの代名詞化している「あきらめたらそこで試合終了だよ」は堂々の第1位でしょう。

実はこのセリフ、21巻山王戦でも登場しています。

 

「諦めたらそこで試合終了」、これは当たり前のことを言っていながら、物事の本質に迫ったセリフでしょう。

試合終了といわれると、バスケであれば試合時間の終了を思い浮かべます。

しかし、安西先生は「諦める」という気持ちによって試合は終了してしまう、自分の気持ち次第で試合の結果が決まると伝えているのです。

 

よく考えれば試合を諦めて何もしなくなれば、それは確かに試合終了でしょう。

しかし、何事も諦めなければ試合は続きます!

何かに挑戦している人、何かと戦っている人、諦めなければ試合は終了しない、そう、負けないんです!!

私が挫けそうになった時、真っ先に思い出し、やる気を引き出すセリフ第1位です!

2位「ヤマオーはオレが倒す!!by天才・桜木!!」21巻:桜木花道

引用元:「スラムダンク」

ジャンプマンガなどで一時噂になっていた、「主人公は夢を言葉にする」という説に当てはまるセリフです。

あの山王に、皆が山王の勝利を期待して確信している中、声を大にして、いや、態度も大にしてこのセリフを言えるのはさすが桜木花道と言えるでしょう。

 

何よりこのセリフ、自分の名前も言っているんです!

赤髪として観客からも印象的な桜木花道の名を、しっかり轟かせた1シーンでしょう。

試合中、机の上に飛び乗り、こんなセリフを言えますか?

私なら山王恥ずかしさと、試合中という会場の雰囲気と、何より机の上に飛び乗るという行儀の悪さなどいろいろ考えて、きっと言えません。

むしろ、桜木花道以外言えないセリフではないでしょうか?

3位「オレたちは強い!!!」18巻:湘北メンバー

引用元:「スラムダンク」

個性的でありながら個々のパワーが様々な方向に爆発している湘北メンバー。

そんな湘北メンバーが声を揃えて言ったセリフ「”オレたち”は強い!!!」

 

お気付きでしょうか?

「オレ」は強いではなく、「オレたち」は強いって言っているのです。

個々に強さを持つメンバーたち、赤木キャプテンは少し違いますが、皆自分が1番強いと考えている傾向にあります。

しかし、バスケットボールはチーム競技です。

故人で強くてもチームとして強くなければ、試合に負けてしまいます。

湘北のメンバーは自分が強いと思いながら、他のメンバーの強さも認めている、他のメンバーの強さを実感しているのです。

 

この「自分たちの強さ」を声にしているのも、勝利の法則に当てはまるでしょう。




4位「本物のシューターは練習によってのみ作られる!!あくなき反復練習だけがシュート成功率をアップさせるのだ!!」11巻:海南大付属監督

引用元:「スラムダンク」

このセリフ、私の心をグサッと突き刺したセリフNo.1です。

学生時代にバスケットボールをしていた際、フリースローなどの遠くからのシュートの練習が嫌いで、練習から逃げる方法ばかり考えてしまう癖がありました。

案の定、フリースローなどのシュート率は悪いまま、上手になることはないまま終わってしまいました。

 

この時、このセリフを知っていたら、きっと違う未来が待っていたでしょう。

何事も練習が大切、特に反復練習は面倒かもしれないけれど、きっとゴールへの近道なはずです。

シュート率のアップのため、できるだけ近道はないかと探しがちですが、地道にコツコツ練習することが大切。

バスケ以外にも通じるセリフですので、ぜひ心に留めておきましょう。

5位「はいあがろう。「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる」24巻:山王監督

引用元:「スラムダンク」

違うスポーツ漫画でも同じような意味のセリフが登場していました。

「負け」は弱さですか?「負け」は悪いことですか?「負け」てはいけないんですか…?

 

「負け」という言葉にはネガティブな意味が多く含まれていますし、印象としても良い物ではないでしょう。

しかし、ここでは「負け」が財産になると言われています!

ネガティブな意味が多い中、財産って?と思うかもしれません。

価値しか経験していない人たちはもちろん強いでしょう。

しかし、負ける経験をするからこそ得られる強さ、信念、そして気付く自分の強さや弱点があるでしょう。

 

負けたくないと思う気持ちは大切、しかしもし負けてしまっても、それを糧にどこまで成長できるかが勝利へのカギになる。

心のノートに書き留めておくことをおすすめします。

6位「リバウンドを制する者は試合を制す!!」3巻:赤木キャプテン

引用元:「スラムダンク」

8巻の翔陽との試合でもこのセリフが登場しています。

桜木花道の長所であるジャンプ力と負けず嫌いな性格、そして誰よりも1番でいたいという頂点への飢え。

それを理解したうえで、やる気を引き出しつつ、勝利のための重要な役割を効率的に伝えたこの言葉。

赤木キャプテンのキャプテンとしての資質に優れている様子が伺えます。

 

先輩であり、キャプテンであり、自分のこともチームメンバーのことも気を配らなければならないポジション。

さすが赤木、さすがキャプテンといったところでしょう。

この言葉により、桜木花道のやる気は引き出されたのは言うまでもありません。




7位「このスーパースター三井がいる限り!!武石中は絶対勝ァつ!!」6巻:三井寿

引用元:「スラムダンク」

勝利の法則第3弾!

自分への鼓舞、そしてチームへの鼓舞が詰まっているこのセリフ!

最初のころのヤンキー三井寿と同一人物とは思えないほど、純粋で自分に自信をもった中学時代を送っていました。

 

自らの才能と実力をしっかりと知り、そしてなにより「自信」をもって声を大にして言える度胸。

やはり、想いや気持ち、夢や目標は言葉にする、しかもただ言葉にするだけではなく、声を大にして発するのが良さそうです。

8位「はじめからうまくできる人なんていないんだから!!」2巻:赤木晴子

引用元:「スラムダンク」

晴子さんの発したこの言葉、さすが赤木キャプテンの妹ともいえる物事の本質をとらえ、そして桜木の性格を良く分かっています。

世の中には天賦の才を持っている人もいますが、ほとんどの人は天賦の才を持っていないでしょう。

では、天賦の才を持っていない人は上手になれないのか。

 

きっとこの問いへの答えに最適な答えが、晴子さんの発したこの言葉でしょう。

上手くいかない、だから諦めるではもったいない。

誰しも初心者から始まり、失敗続きの日々、上手くいかなくてモヤモヤする時期、たくさんの壁を乗り越えて上手になっていくのです。

この言葉には桜木への応援と期待、希望が込められているのでしょう。

9位「自分にいちばん合った…自分がこころからやりたいことをやらせるべきじゃないのか?」2巻:青田龍彦

引用元:「スラムダンク」

これは表の意味と裏の意味を持つ言葉ですが、シンプルに好きな言葉だったため9位にランクイン!

桜木花道を柔道部に勧誘している青田の言葉のため、「それっぽいことを言ってバスケを諦めさせようとしている…?」と裏の意味を捉えがちです。

しかし、ストーリー抜きにして言葉だけで見てみてください。

 

自分は本当に好きなことをやっているのか?

心からやりたいことって何なのか?

そもそも自分に合ったことってなんだろう?

きっと自分を見つめ直すきっかけになる言葉、いったん立ち止まって今まで歩いてきた道を振り返りたくなる、きっとそんな言葉でしょう。

これを青田ではないキャラが言っていればもっと順位が上がっていたかもしれませんが、やはり裏の意味も含めて考えると9位が妥当ではないでしょうか。




10位「流川だって桜木花道だって同じ1年生なんだからあんたたちだってやればできる!!」4巻:彩子

引用元:「スラムダンク」

マネージャーとして湘北バスケットボール部を支える彩子。

この言葉、何かを始める際に心に留めておくべき言葉でしょう。

 

ここでの1年生は実際の学年、高校1年生からきています。

しかし、何か新しいことを始める際は誰もが1年生からスタートです。

自分はまだ初心者の1年生、でも周りを見渡せば同じ初心者なのに凄い人や天才のような人もきっといるはず。

そんな時、凄さを目の前にして諦めてしまう、「自分なんて…」と卑屈になってしまう、なんとなく経験がある人も多いのではないでしょうか。

 

そんな時は彩子さんのこの言葉を思い出してみてください。

自分の可能性、自分で押し殺してしまいそうな儚くも確かにそこにある可能性、それらを自分で殺してしまわないように、可能性が広がるために背中を押してくれる言葉。

きっと桜木や流川たちは凄い、自分たちは…なんて考えていた湘北1年生メンバーの心を軽くした言葉でしょう。

11位「そんな全身ガチガチに力入れてちゃあ入るもんも入らねーぞ!!」12巻:三井寿

引用元:「スラムダンク」

海南大付属との試合に敗れた湘北の練習中、三井が桜木にかけた言葉です。

これはシュートのことを言っているように見えて、実はバスケのすべての基礎的な部分の話をしています。

 

緊張しているとき、勝たなきゃとプレッシャーを感じているとき、身体が思うように動かない、ガチガチになってしまうことは少なくありません。

しかし、そのガチガチになる状態で良いことはあるのでしょうか。

何事にも適度な緊張やプレッシャー、力が入ることは大切です。

しかし、度が過ぎると自分の実力も良さも発揮できなくなります。

シュートだけではなく全ての動きに対して言えること、先輩からの適切なアドバイス。

こんな風にさらっと適切なアドバイスができる人になりたいものです。

12位「もっとうまくなりたい。ただそれだけす」17巻:流川楓

引用元:「スラムダンク」

才能があり、努力も忘れず、みんなの憧れの流川楓。

そんな流川の願いは、「もっとうまくなりたい」

どこまでも勝利へ、上達へ、上を目指す志、かなり貪欲な性格のようです。

 

勝手なイメージですが、実力のある人は慢心から努力や練習を手を抜く人が多いイメージがあります。

しかし、流川は自主練も忘れず、むしろ桜木花道が嫉妬してしまうほどの熱量で自主練に取り組んでいました。

どこまでも上にいきたい、うまくなりたい、そんな流川のシンプルでありながら1番の願いがストレートに伝わってくる言葉です。

ここまでしっかり言い切る意志の強さ、そして揺るがない目標があること、どこまでも上手くなっていく最大の理由でしょう。




13位「なにやってんだヤス!!動かねーと始まんねーだろうーが!!パァース!!」17巻:桜木花道

引用元:「スラムダンク」

読み進めていく中で、スルーしがちな試合での一言。

先輩への言葉なのにタメ口、という点は桜木花道の通常運転なので今回は無視しましょう。

 

交代で試合に入り、緊張してガチガチになっているヤスの緊張を解く、いつもの実力を発揮させるための一言。

あとは、自分へパスを回してほしい、自分の活躍の場を増やしてほしいという欲も含まれている気がします。

 

しかし、この桜木花道の言葉、しっかり読み解いてみてください。

動かないと点を取る可能性はない、点を取る可能性がないなら勝つ可能性もなくなります。

試合に勝つという目標のためには、まず動かなければいけないのです。

「当たり前でしょ」って思うかもしれませんが、その当たり前をしっかり理解してこの言葉を発しているのならば、桜木はバカではないのかもしれません。

14位「それだけ今のうちに基礎的なことをきっちり身につけさせる計画なんだよ。基礎がないとどんな才能も開花することはないからな」17巻:不明

引用元:「スラムダンク」

これは、どんなことにも通じる大切な言葉だと思います。

もちろんマンガの中では、バスケの基礎的な動きを身につけるという意味で使われています。

しかし、何事にも共通して大切なこと、土台となる基礎。

土台となる基礎をしっかり築いておくことで、その後の応用など成長の幅が広がります。

しかし、基礎がしっかりできていないとその後の応用が難しく、できることの幅が狭まってしまいます。

 

基礎的な練習というのは反復練習、地味、そんなイメージも強いでしょう。

しかし、その基礎的な部分を継続して練習してくことで、自分の可能性を広げていくのです。

目先の華やかさや楽しさに惑わされず、基礎練習という地道な努力をする、継続して行うことの重要さが伺えます。

15位「桜木入らなくてもいいからとにかくあのリングにあてろ!!そしたらリバウンドはオレがとる!!初めから入るとは思っとらん!!」7巻:赤木キャプテン

引用元:「スラムダンク」

個人的に「こんな上司が欲しい!」と思った、心強いセリフNo.1!

まだ初心者の後輩にチャレンジの場を与える、失敗しても先輩がカバーする、変に気負うことはない、そんな意味が込められているように思います。

 

キャプテンだから、先輩だから、後輩を導かなければならない。

そんな事情もありますが、それだけではこの言葉は出てこないでしょう。

 

赤木キャプテンも最初のうちはバスケ技術はかなり未熟で、練習や試合で多くの失敗をしてきました。

個人的な予想ですが、その時に赤木の先輩たちが行動としてのフォロー、そして言葉のフォローをしていたのだと思います。

自分がしてもらったことを、次へ繋げていく、あわよくば桜木花道から後輩へ…

そんな深層心理が込められているかもしれないですね。




16位「…だがそろそろ自分を信じていい頃だ…」20巻:安西先生

引用元:「スラムダンク」

中学時代に大活躍、しかし高校に入って怪我に苦しみ、バスケから逃げ出してしまった三井。

そんな三井をよく知っている安西先生だからこそ、この言葉に重みが出てきます。

 

他の選手から見たらバスケから1度逃げ出した三井は、弱虫、過去の栄光に見られているでしょう。

しかし、それ以上に三井自身が逃げ出した過去にとらわれています。

練習し、実力を取り戻していっても、どうしても逃げ出した過去からは逃れられません。

過去の栄光も、逃げ出したことも、その後の努力も知っている安西先生だからこそ、成長をかみしめると共に囚われているトラウマからの脱却を望んでいるのです。

この言葉は三井本人へは聞こえていませんが、きっと思いは通じているでしょう。

17位「奇策といわれるあらゆる作戦…そのほとんどは…相手のことを考えすぎて本来の自分を見失った姿にすぎない」13巻:海南大付属監督

引用元:「スラムダンク」

これは勝負の世界だけでなく、日常生活でも似ている状況に陥ってしまうことがある、そう気づかされる言葉です。

「奇策」というとなんだか奇抜で、通常では思い浮かばないような新たな策なイメージを持ちます。

しかし、この言葉の「奇策」の意味をもう少し深く考えていくと、奇をてらった策というより、相手ばかり見て自分をおざなりにする、という意味の方が強く感じます。

 

相手の弱点や攻撃パターン、特性に勝る方法を考える、それは必要なこと。

しかし、自分たちの強みや良さを消してしまうならば本末転倒、自分たちの戦い方を知り尽くして生かしたうえで相手を攻略するべき。

あのセリフにはそんな意味が込められていそうです。

18位「見よリバウンド王の実力!!」10巻:桜木花道

引用元:「スラムダンク」

バスケットボール初心者の桜木。

そんな桜木の発したこの言葉、凄いと思いませんか?

 

初心者で、バスケットボールに関する知識や技術も発展途中、なのに自分のことを「リバウンド王」と頂点の者の発言をしているのです。

良くも悪くも自信過剰な桜木花道の個性が溢れているこの言葉。

きっと、他の誰かが言っていたらしらけていたでしょう。

 

なりたい自分になるには、まずは自分を信じて動くことから。

それを無意識のうちに体現、そして言葉にしている桜木花道はさすがと言えるでしょう。




19位「経験からある程度の予測を立ててそれに対応するのがディフェンスだ。そのための動きもまた経験によって体が覚えてくる」14巻:牧伸一

引用元:「スラムダンク」

数多くの試合、そして練習を行うことで得られる「経験」。

こればかりは時間の流れ、練習や試合の濃度によって習得のスピードが異なりますが、簡単に得られるものではありません。

 

さすがの貫禄、自らの経験から出てきたこの言葉は、核心を突きつつ、「何事も簡単ではない」と牽制をかけているようにも思います。

簡単には得ることができない経験、しかし時間をかけて、質の高い時間にすることで、必ず身についていくもの。

私たちの勉強、スポーツ、仕事などにも繋がる言葉でしょう。

20位「てめーがミスやらかすことぐらい最初から計算に入ってた。別に驚きゃしねえ。お前の実力はまだそんなもんだ」12巻:流川楓

引用元:「スラムダンク」

貶している?慰めている?向上心を高めようとしている?

さまざまな意味に読み取ることができるこの言葉、流川が言っているからこそ愛情が感じられる気がします。

 

1回目に読んだときは、桜木を目の敵にしているからこそ貶しつつ、フォローしているのかな?ぐらいに感じました。

しかし、何度も読んでいくうちにこれは流川なりの応援、桜木が実力発揮できるようにわざと煽っている、そんなライバルへの愛情のように感じ始めました。

きっと流川の中では事実を述べたまででしょう。

しかし、これを聞いた桜木が何もしないわけがありません。

そう思うとやはり流川なりの思いやり、愛情が感じられる気がします。

21位「安西先生…!!バスケがしたいです…」7巻:三井寿

引用元:「スラムダンク」

これもかなり有名なセリフの1つ!

バスケから離れ、暴力を振るうようになり、バスケ部に仕返しをしていた三井。

しかし、安西先生が体育館に入ってくるとこのセリフが口から出てきたのです。

 

中学時代に安西先生と出会い、その憧れを抱いて湘北高校へ進学、怪我によりバスケから離れていても、本当はバスケがしたかった。

自分に正直に生きるのが難しかった、だから暴力に対して躊躇がなくなった、でもそれは本当の心を隠すため。

憧れの安西先生の前では、さすがの三井も正直になってしまった瞬間です。

初めて読んだときは、あの三井が涙を流してこのセリフを言っているのが不思議で仕方ありませんでしたが、2度目以降は涙が止まらなくなるシーンです。




22位「奴の肉体が…いや…細胞が瞬間的に反応した」16巻:花形透

引用元:「スラムダンク」

櫃はこの言葉、最高の誉め言葉ではないでしょうか。

 

花形から出た言葉だからこそ、重みのある言葉に、そして最大の誉め言葉になっているように思います。

練習などにより身につく技術、経験による勘、努力により習得する技、さまざまな方法で上達する道はあります。

しかし、「細胞の瞬間的な反応」はどうしたら身につくのでしょうか。

 

答えはボールに対する執着心、そして集中力。

まだバスケを始めた初心者の桜木花道だからこそ、ボールに触りたい、ボールを持ちたい、活躍したいという執着心がかなり強い状態になっていた。

しかも、目立ちたがりな面もプラスされ、執着心だけでなく、ボールに対する集中力もかなり高められていたはずです。

そんな状態だったからこそ、技術的でも、勘でもなく、細胞の反応レベルの速さでボールへ向かって行けたのです。

簡単にできることではない、そう知っている花形が言ったからこそ、最高の誉め言葉なのです。

23位「大好きです。今度は嘘じゃないっす」24巻:桜木花道

引用元:「スラムダンク」

このセリフだけ見たら、「え?告白!?」と驚くかもしれません。

実際ストーリ内でも、晴子さんの肩を抱きながら発した言葉だったため、周囲のみんながドキッとした言葉でした。

 

しかし、この言葉の本当意味は、残念ながら晴子さんへの告白ではありません。

バスケットボールに対する告白の言葉だったのです。

最初は晴子さんの勧誘により、邪な感情から始めたバスケットボール。

何度も挫け、立ち直っていく中でどんどんバスケットマンになっていき、最終巻24巻でバスケに対する愛の告白の言葉が出てきたのです。

恋愛よりも、友情よりも、喧嘩よりも、何よりもバスケットボールが大切になった桜木の最高の決心が伺えるセリフでしょう。

24位「ボールに対する執着心のない者は試合には使わんからな!!」4巻:綾南監督

引用元:「スラムダンク」

これはバスケに限らず、誰もが関係してきそうな言葉です。

 

ここでは、ルーズボールに対するフォローの甘さに対して発せられた言葉ですが、仕事でも、勉強でも、ただやっつけでやっている人は戦いの場に出ることはできません。

もちろん最低限の部分をこなしてさえいれば、何もやらないよりましかもしれません。

しかし、何となくやっているだけの人をレギュラーメンバーとして、選抜メンバーとして、選びたいと思うでしょうか?

技術がある、経験が豊富、それらのことよりもボールへの執着、つまり勝利への執着がある人こそ選ばれる。

しっかり心に刻んでおきたい言葉です。




25位「相手が強くなきゃ実力以上のもんは出ない…」10巻:水戸洋平

引用元:「スラムダンク」

今まで自分より上手な相手、高さやパワーなどが勝っている相手としか対決してこなかった桜木。

そんな桜木の前に現れた小さく、細い相手、宮。

予想外の展開に己の実力を出し切れない桜木を見て、思わず洋平の口から出てしまったこの言葉。

 

技術でも、経験でも、体格やパワーなどでも、自分より上の人と練習する、戦うからこそ己の実力を知り、成長することができます。

しかし、自分より弱い者の場合、全力を出し切れずに戦い方に隙が出ます。

この桜木の場合、その自覚すらなかったことが大きな問題でした。

今まで桜木と多くの喧嘩をしてきた洋平だからこそ、気付いて口に出た言葉でしょう。

26位「オレに今できることをやってやるよ!!やってやる!!」10巻:桜木花道

引用元:「スラムダンク」

言葉だけで見るとかなり抽象的、何についていっているか読み取れないでしょう。

しかし、桜木の中では限られた「自分にできること」を全力でやる、まずはそこからだと気付いた瞬間でもあるのです。

 

試合では、急に何かができるようになる奇跡的なことはほとんど起こりません。

練習して磨いてきた技術、地道に培った体力、それらが発揮される場所が試合なのです。

急に新しいことをしようとしても、できるはずがありません。

試合の中でテンパっていた桜木が、ようやく自分の実力と自分のやるべきことに気が付いた瞬間のこの言葉。

私たちも心のノートに書き残しておきましょう。

27位「なーんかイロイロ余計なこと考えすぎなんじゃねーかなぁ…誰もあいつがルカワみたいにやるなんて思っちゃいねーんだから」15巻:水戸洋平

引用元:「スラムダンク」

これは洋平なりの励ましと激励、しかし、人としての本質をとらえているように思います。

流川は流川、桜木は桜木、人は人、自分は自分です。

当たり前のことですが、この当たり前のことは忘れがちです。

 

「あの人はバスケの技術が優れている」「あの人はスリーポイントの成功率が高い」、人は他人と比べて優劣をつけたがります。

しかし、他人と比べた優劣よりも、自分の良い部分、自分の強みを生かすことの方が大切です。

自分を見失った桜木を見て、いつもの強気な桜木に戻ってほしい、本当のお前はこんなもんじゃないだろ、そんな洋平の気持ちが込められているように感じます。




28位「こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ…!!」9巻:三井寿

引用元:「スラムダンク」

試合に負けている、流れは相手にある、これらはネガティブな思考に陥りやすい場面でしょう。

しかし、こんな場面こそ自分の力に変える、三井なりの自分への激励の言葉です。

 

もし、試合に負けている、勝利が遠のいているときにこの言葉が出てくるでしょうか?

私はネガティブな思考に陥ってしまう、典型的なタイプです。

忍耐力もそうですが、かなりの精神力が必要とされるこの場面。

そんな場面でこのポジティブすぎる言葉を言い切れるあたり、さすが三井と言うところでしょう。

29位「とりあえず…君は日本一の高校生になりなさい」17巻:安西先生

引用元:「スラムダンク」

日本から出てバスケをやろうとしている流川へ、安西先生がかけたこの言葉。

先生として、そして人生の先輩として、今までの自分の経験から流川のことを思いやり、そして信じているからこそ出た言葉でしょう。

 

もちろん安西先生は、無理なことを簡単に口にするような性格ではありません。

流川が日本一になれる、そう信じているからこそのこの言葉でしょう。

「とりあえず…」

この前置きがあることで、なんだか簡単にできそうな良い意味の軽さ、そして当たり前にできるでしょ?という安西先生からの挑戦にも聞こえてきます。

信じていながら、ちょうど良く煽ってくる、さすが安西先生です。

30位「一瞬でもシュートと思わせたら勝ちだ。抜ける」5巻:宮城リョータ

引用元:「スラムダンク」

このセリフを簡単に言えば「はったりをかませ」という意味ですが、これは相手の深層心理をつけば勝てる、勝利への道筋を示しているのです。

 

人生経験としてもバスケの経験としてもそして学年も先輩な宮城から、桜木へ勝利への「選択肢」を託している言葉です。

自分の経験が技術を教える、個人の力を高める、チームとしてレベルが上がる、そして勝利の可能性が高まる。

宮城がここまで考えていたかは分かりませんが、「勝ち」のために後輩への指導を怠らない、こんな先輩になりたいものです。

【スラムダンク】名言ランキングTOP30 最後に

いかがでしたでしょうか?

30個のセリフを選んでも、まだまだ紹介したいセリフばかりです。

有名な名言からマイナーな名言まで、好きなセリフはいくつ入っていましたか?

このセリフを見てスラムダンクを読み直したくなった!と言う方がいれば嬉しいです。

個性豊かなキャラクターの個性豊かなセリフたち、登場人物全員が成長していくスラムダンクだからこそ素敵なセリフが溢れています。

 

一見バスケに関する言葉でも、私たちの生活にも通じる言葉、心のノートに残しておきたい言葉が多くあったのではないでしょうか。

ここでは私の個人的見解によりTOP30を選出しましたが、ぜひ自分の中での「スラムダンク名言TOP30」を考えてみてください。

きっと選んだ言葉たちは、あなたに勇気や希望を与えた、自分にとって大切な言葉たちだと気付くはずです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。