バスケットボールマンガの金字塔、「スラムダンク」。
作中で登場する数多いキャラクターのうち、印象的な人物といえば三井寿!
有名なセリフはやはりこれでしょう。
「安西先生…!!バスケがしたいです…」
引用元:「スラムダンク」7巻
この有名なセリフ以外にも、熱い男三井が発した数々の名言たちが存在します。
ぐれていたあの時の言葉、更生してバスケに励んでいるあの時の言葉、悩んでいるあの時の言葉まで!
三井の不器用で愚直な性格が表れたセリフ15個を細かく解説していきます。
統計をとったランキングではなく、個人的な好みが入ったランキングですのでご了承ください。
では、熱い男みっちーの名言を見ていきましょう!
目次
- 1 【スラムダンク】三井寿の名言TOP15!
- 1.1 1位「安西先生…!!バスケがしたいです…」
- 1.2 2位「こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ…!!」
- 1.3 3位「1年10組三井寿!!武石中出身!!176㎝63㎏ポジションはどこでもやれます!!それから…目標は湘北高校全国制覇!!日本一です!!」
- 1.4 4位「オレを誰だと思ってんだバカヤロウ!!オレは最後まであきらめない男三井だ!!」
- 1.5 5位「静かにしろい。この音が…オレを甦らえる、何度でもよ」
- 1.6 6位「おう、オレは三井。あきらめの悪い男…」
- 1.7 7位「このスーパースター三井がいる限り!!武石中は絶対勝ァつ!!」
- 1.8 8位「そんな全身ガチガチに力入れてちゃあ入るもんも入らねーぞ!!」
- 1.9 9位「オッケー…しかし今日の三井寿はいいぜ…山王よ」
- 1.10 10位「さっさと続きを始めるぞ!!オレの気持ちが醒めないうちにな!!」
- 1.11 11位「何言ってんだおめーらいい脇役がいないと主役が生きないだろ!!オレたちで湘北を強くしようぜ!!今度は全国制覇だ!!」
- 1.12 12位「安西先生に恩返しがしたいんだ…」
- 1.13 13位「落とす気がしねぇ」
- 1.14 14位「どーも先生が見てないと…」
- 1.15 15位「体力ねえなあオレは…たばこは吸わなかったんだけどな…一度も…」
- 2 【スラムダンク】三井寿の名言TOP15! 最後に
【スラムダンク】三井寿の名言TOP15!
1位「安西先生…!!バスケがしたいです…」
引用元:「スラムダンク」7巻
スラムダンクを読んだことがない人でも知っている、「スラムダンクと言えばこれ!」と胸を張って言えるセリフ第1位!
スラムダンクを知っている人はこのセリフを聞くだけで、三井の過去と現在の葛藤や悩み、若いからこその反抗的な態度に隠れたバスケへの想いを思い出すでしょう。
怪我により大好きだったバスケを辞め、荒れてしまった三井。
しかし、安西先生を目の前にして「バスケがしたい」という本心がこぼれ落ちてしまいました。
バスケがしたい、でもできない、できないならやらない、そんな負の連鎖の底に埋もれてしまったバスケ好きな純粋な心。
あんなに荒れて、体育館やバスケットボールに対しても雑な扱いをしていたのに、安西先生の存在1つでこんなにも素直になるのかと驚きを隠せないこのシーン。
三井が安西先生を尊敬、いや、崇拝していることが良く分かります。
2位「こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ…!!」
引用元:「スラムダンク」9巻
試合で負けている中、このセリフを堂々と口にできるのは凄いと思いませんか?
チームメイトに伝えるための言葉ではなく、自分自身に問いかける、自分とはどんな人間か確認しているこの言葉。
「負けている」という現状を理解し、そのうえで勝てると確信しているからこそ出てくるセリフでしょう。
この「燃える奴」というのは、言い方を変えるとかなりの負けず嫌いという意味にも感じます。
ブランクがありながらも試合に出場、12点差と少なくはない点差の中でも闘志を燃やし続けられる三井。
それほどまでに負けたくない、勝ちに執着していながらも、「負けず嫌い」という言葉を使わないあたりが三井の言葉選びのセンスがうかがえます。
3位「1年10組三井寿!!武石中出身!!176㎝63㎏ポジションはどこでもやれます!!それから…目標は湘北高校全国制覇!!日本一です!!」
引用元:「スラムダンク」6巻
高校へ入学し、念願の安西先生がいるバスケ部へ入部した三井。
そんな入部あいさつで、こんなにも堂々と、こんなにもはっきりと自分の夢を言葉にしているなんてかなり大物です。
ここで言う「目標」とは、三井1人の個人の目標でありながら、湘北高校バスケ部としてのチームの目標でもあります。
なぜなら、「日本一」は1人でも達成可能かもしれないけれど、「全国制覇」は1人では達成できない目標だからです。
それを分かったうえで、先輩たちの前で「自分の目標」として目指すべき場所を共有し、尚且つ自分の存在を存分にアピールしているのです。
計算してやっているというよりも、純粋にバスケが好きで好きでバスケのことしか考えていないからこその自信なのでしょう。
4位「オレを誰だと思ってんだバカヤロウ!!オレは最後まであきらめない男三井だ!!」
引用元:「スラムダンク」12巻
2位の「こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ…!!」と似ていて非なるこのセリフ。
このセリフの面白いのは、「相手に問いかけていながらも、自分で答えを出しているところ」です。
2位のセリフは自分に言い聞かせているだけでしたが、このセリフは自分に言い聞かせつつ、他人へも自分の根性や負けず嫌いを共有しているのです。
なぜ自分に言い聞かせるのでははなく、他人にも聞かせたのでしょうか。
ここからは私の想像です。
1度バスケを投げ出しているからこそ自分は根性無しと思われていないか、また諦めてしまうと思われていないか、本当にバスケが好きなこの気持ちが知られていはいないのではないか…
三井なりに悩んでいたことを吹き飛ばす、払拭するための問いかけ、そして答えだったのでしょう。
5位「静かにしろい。この音が…オレを甦らえる、何度でもよ」
引用元:「スラムダンク」23巻
このセリフのカッコよさは、言葉だけでは伝わりません。
ぜひ漫画を読みながら感じてほしい、スリーポイントシュートが入ると信じて疑わない三井の自信を!
そして、バスケが好きすぎる三井のバスケ愛を!
どれだけ上手な選手でもプロの選手でもシュートを外すことはあります。
しかし三井は、「このシュートは入る」と分かったうえで、ボールがリングに入る音を切望したのです。
試合の中では、応援や選手同士の声など大きな音の波に埋もれがちな繊細なシュート音。
しかし、そのシュート音で元気を、やる気を、そして場末への愛を再確認している三井はバスケバカの象徴でしょう。
6位「おう、オレは三井。あきらめの悪い男…」
引用元:「スラムダンク」22巻
何度でも言う「あきらめの悪い男」、これは自分自身へ発破をかけているのでしょう。
「オレはあきらめが悪い、だから大丈夫、きっと入る」
どんな目標をもっていても、どれだけ努力をしても、諦めてしまえばそこで終わってしまいます。
1度バスケから離れたからそのことを身をもって知っている、挫折を知っているからこその諦めたくないという気持ち。
何度も「あきらめの悪い」と言っているということは、「あきらめるな」「あきらめたあの時を忘れるな」と自分自身に言い聞かせているのでしょう。
自分に自信があるように見えながらも、どこかで負い目を感じてしまうからこそ、自分に自信をつけるための言葉なのです。
7位「このスーパースター三井がいる限り!!武石中は絶対勝ァつ!!」
引用元:「スラムダンク」6巻
自分に自信を持ち、大好きなバスケに明け暮れていた中学時代の三井。
堂々と自分のことを「スーパースター三井」と言っているあたり、可愛さと純粋さにほっこりしてしまいます。
ここで言う「スーパースター」とは、どんな意味でしょうか。
スーパーマンと言われれば窮地を助けてくれる人なイメージですが、スーパースターはキラキラと輝く役者さんのイメージです。
三井が言った「スーパースター」とは、きっと「自分が光り輝き引っ張っていくから、みんなついてこい!」という意味に感じます。
このセリフを自信満々に言っている時点ですでにスーパースターですね。
8位「そんな全身ガチガチに力入れてちゃあ入るもんも入らねーぞ!!」
引用元:「スラムダンク」12巻
三井が桜木にバスケを教える、そんな日常のようなこのシーン。
言葉遣いは悪く、憎まれ口をたたいているように見えるこのシーン、三井の愛情がたっぷり込められているって知っていましたか?
これまでバスケの技術的な面で後輩に教えることはほとんどなく、自分の復帰が第一でした。
しかし、赤木キャプテンの一言で桜木への技術指導という名の初心を思い出すきっかけを貰っているのです。
中学時代有名だった三井でも、バスケ初心者の頃はありました。
その頃の気持ち、純粋にバスケが上手くなりたいというがむしゃらに突き進む気持ちを、初心者でまだまだ発展途上の桜木を通じて見ているのです。
下手な技術へのアドバイスの言葉に見えて、三井の喜びやバスケへの愛情があふれ出しているのです。
9位「オッケー…しかし今日の三井寿はいいぜ…山王よ」
引用元:「スラムダンク」20巻
さすがシューター!!と漫画を置いて拍手してしまいたくなるほどのかなりかっこいいセリフ!
バスケしてる人は1回は真似したことがあるのではないでしょうか?
シュートの感覚、特にスリーポイントシュートのように遠くから打つシュート感覚とは、まず1本打ってみるとその日の調子が分かることが多くあります。
山王戦でも三井はシュートを打ち、自分のシュートの調子、制度を確認でき、この言葉が出てきたようです。
私個人的に1番好きなこのセリフは、「自分に自信を持っている三井だからこそ言える言葉」と知っているからこそ、より素敵さが倍増します。
自分の過去、現在の実力をしっかり受け止め、そのうえで「調子がいい」と言える三井、惚れてしまう人続出でしょう!
10位「さっさと続きを始めるぞ!!オレの気持ちが醒めないうちにな!!」
引用元:「スラムダンク」9巻
このセリフ、少し矛盾が含まれていることに気が付きましたか?
よく考えながらこの言葉を見ると、バスケ大好き、試合大好きな三井の気持ちが醒めることなんてあるの?と疑問に感じます。
きっと、三井自身は自分の気持ちが醒めるとは欠片ほど考えていないでしょう。
しかし相手から見える三井寿という男は、1度バスケを投げ出したバスケットマンに反する人物ではないか、きっとそんな風に見られていると少しマイナス思考もあったのでしょう。
客観的に見た自分のイメージを考えたうえで、相手を煽るような言葉を口にしたのでしょう。
息が切れていながらも決め顔で相手を煽っていく三井は、色気が漂い、素敵さに拍車がかかっています。
11位「何言ってんだおめーらいい脇役がいないと主役が生きないだろ!!オレたちで湘北を強くしようぜ!!今度は全国制覇だ!!」
引用元:「スラムダンク」6巻
これぞスーパースター三井!と言えるセリフでしょう!
自分の実力をしっかり知っているからこその自信、その自信でチームメイトを引っ張っていけると確信しているからこその言葉です。
このセリフの凄いところは、「主役の自分は凄い」という自信と共に「脇役も凄い」と褒めているところです。
「自分は凄い=自分以外は凄くない」ではなく、「自分は凄い、それは自分以外も凄いから」と知っているのです。
自意識過剰のようにも聞こえるこのセリフは、自分もチームメイトも凄いという、ただ単純に褒めている言葉なのです。
スーパースターだからこそ周りへの気配りや感謝を忘れない、なんてできた高校生なのでしょう。
12位「安西先生に恩返しがしたいんだ…」
引用元:「スラムダンク」7巻
なぜ三井が安西先生にこだわるのか、安西先生を崇拝するのかが分かるこのシーン。
自信満々で常に明るく道を照らす三井が、こんなにも真剣に「恩返しをしたい」と言うなんて木暮も驚いたことでしょう。
三井の考える恩返しとは、ここでは早く退院してバスケに戻ること、と言っていますが、その先は何を指しているのでしょうか。
全国制覇して、「湘北を全国制覇に導いた安西先生」として有名にすること、指導者として名を轟かせること、理由はたくさん考えられます。
すでに有名な安西先生はそんなこと望んでいるようには思えません。
三井はきっと、安西先生に「ついに自分の認める生徒に出会った」と思ってほしいと考えているのではないでしょうか。
13位「落とす気がしねぇ」
引用元:「スラムダンク」20巻
三井の気持ちを簡潔に言っただけの短い言葉。
しかしこの言葉の中にはたくさんに意味が込められています。
まずは言葉通り、シュートの調子がいいため、きっとシュートが外れて落ちることはないだろうという確認。
次に、これだけ調子がいいなら勝つ気しかしないという自信。
そして何より、自分の調子がいいことでチームが「勝利を落とすことはないだろう」という絶対的確信。
たかが1本のシュート、されど1本のシュートというべきでしょう。
三井にとって自分に自信をつける、実力の後押しをする、勝利へ導くための言葉だったようです。
14位「どーも先生が見てないと…」
引用元:「スラムダンク」14巻
試合前の真剣な時間の中のシュールなこの場面。
こんな写真を準備しているなんて笑いを取りに来ているかのように思えますが、写真を立てているのが三井というあたり、三井がどれほど安西先生のことを好きなのかが分かります。
最初に読んだときは、「三井にこんなおちゃらけた面白い一面があるなんて!」と面白がっていました。
しかし、写真を置いた当の本人はかなり真面目に、本気で「先生に見ていてほしい」と思っているからこの行動に出ていると分かると、笑いながら突っ込みなんてできません。
もちろん写真の置き方は笑いをとろうとしているのかと思ってしまいますが、行動の理由は安西先生への尊敬、崇拝、そして見てもらうことで得られる安心感という信頼。
やはりどこまでいっても三井は安西先生のことを慕い、安西先生のためにバスケをしていると言っても過言ではないほどの崇拝です。
15位「体力ねえなあオレは…たばこは吸わなかったんだけどな…一度も…」
引用元:「スラムダンク」22巻
山王戦の中で、三井が過去を思い出している場面です。
あれほど荒れて、不良になっていた三井が唯一やらなかったこと、それが「たばこ」でした。
どれだけ暴力を振るっても、体育館に土足で上がってもなんとも思わなかった三井ですが、なぜたばこに手を出さなかったのか。
それは、いつかバスケ部に戻る日のために体力を落としたくなかったからではないでしょうか。
きっと三井は喫煙により体力が低下する、特に有酸素運動の運動能力が低下すること知っていた、なによりいつかバスケ部に戻りたいと思っていたからこそ、タバコは吸わなかったのです。
あんなに荒れていたのに、実はずっとバスケのことを思い、戻れると信じていた、そんな事実がここで判明したのです。
【スラムダンク】三井寿の名言TOP15! 最後に
いかがでしたでしょうか?
熱い男みっちーの熱い名言は、心が燃え上がるようにドキドキしてきますね!
15個全て知っていた人は、「スラムダンクマニア」そして「三井寿マニア」認定でしょう!
三井は純粋にバスケをしていた頃、荒れていた頃、更生してバスケが楽しい頃、実力を信じられない頃と、山あり谷ありの人生を送っています。
そんなたくさんの人生経験をしている三井だからこそ、名言が多く、愛されるキャラクターなのです。
同じ言葉を違う登場人物が言うと、まったく異なる意味になったりする名言。
ここに書かれていることが正解の解釈なわけではないので、自分なりの名言の意味を考えてみると楽しいですよ。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
素敵なスラムダンクライフをお過ごしください。