スラムダンクと言えば!安西先生と言えば!有名なのはこのセリフ!
「諦めたらそこで試合終了ですよ…」
引用元:「スラムダンク」7巻
指導者として、人生の先輩として多くのことを教えてくれる安西先生の言葉。
このセリフ以外にも有名なセリフ、心を掴まれるセリフ、ふふっと笑ってしまう、そんな名言たちがたくさんあります!
ここでは、白髪仏(ホワイトヘアードブッダ)と恐れられた過去を持ち、現在はぷにぷにのマスコットキャラクターのような「安西先生」の名言を、厳選してTOP15紹介していきます。
よく知るあの有名なセリフから、意外とスルーされがちなあのマイナーなセリフまで!
個人的な好みが大きく入っているランキングです、一般的な順位とは異なるかもしれませんがご了承ください。
あなたの知っているセリフは何個あるでしょうか?
目次
- 1 【スラムダンク】安西先生名言TOP15
- 1.1 1位「最後まで…希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」:7巻
- 1.2 2位「おい…見てるか谷沢…お前を超える逸材がここにいるのだ…!!それも…2人も同時にだ…谷沢…」22巻
- 1.3 3位「こんな時奇跡というものは起きるものです」19巻
- 1.4 4位「…だがそろそろ自分を信じていい頃だ…」20巻
- 1.5 5位「どんどんよくなる君のプレイを見ていたかったからだ。指導者失格です。あと少しで一生後悔するところでした」24巻
- 1.6 6位「桜木君がこのチームにリバウンドとガッツを加えてくれた。宮城君がスピードと感性を。三井君はかつて混乱を。ほっほっ…のちに知性ととっておきの飛び道具を。流川君は爆発力と勝利への意思を。赤木君と小暮君がずっと支えてきた土台の上にこれだけのものが加わった。それが湘北だ」24巻
- 1.7 7位「下手糞の上級者への道のりは己の下手さを知りて一歩目」17巻
- 1.8 8位「君たちは強くなる」5巻
- 1.9 9位「全国制覇とは口だけの目標かね」18巻
- 1.10 10位「とりあえず…君は日本一の高校生になりなさい」17巻
- 1.11 11位「私だけかね…?まだ勝てると思っているのは…」21巻
- 1.12 12位「お前の為にチームがあるんじゃねぇ。チームの為にお前がいるんだ」17巻
- 1.13 13位「そう…桜木君。ここからはその気持ちが大事です。「勝ちたい」という気持ちがないなら海南大付属などと戦うべきじゃない」9巻
- 1.14 14位「おや。もともと君に怖いものなどあったのかね?」20巻
- 1.15 15位「道楽か…そーかもしれんね。日一日と…成長がはっきり見てとれる。この上もない楽しみだ」17巻
- 2 【スラムダンク】安西先生の名言ランキングTOP15 最後に
【スラムダンク】安西先生名言TOP15
1位「最後まで…希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」:7巻
引用元:「スラムダンク」7巻
これはかなり有名で、スラムダンクを読んだことがない人でも知っているほど!
なぜそんなに有名なセリフになったのでしょうか?
このセリフ、マスコットキャラクターのようなまるまるとした安西先生が発した言葉です。
昔の白髪仏(ホワイトヘアードブッダ)と恐れられていた時の言葉ではありません。
優しく、丸くなった安西先生が、語りかけるように言葉をかけているからこそ、このセリフの意味が深くなっています。
以前の恐怖政治のような教えをしていた時の安西先生が、同じようなセリフを言ったとしたらどうでしょう?
「何してんだおまえら!最後まで希望を捨てるな!諦めるんじゃねえ!試合が終わってもいいのか!」
こんな言葉遣いでは、意味も大きくすり替わってしまうのではないでしょうか?
これではあのセリフの良さは消えてしまい、有名な言葉にもならないでしょう。
「諦めたらそこで試合終了だよ」
身体も性格も丸くなった安西先生の優しい言葉だからこそ、すっと心に入ってくるのです。
そして何より、「未来」に対して「希望」を持っている言葉、ポジティブな言葉というのが多くの人に知れ渡った1番の理由でしょう。
「負けそう」「心が折れそう」「もう無理だ…」、そんな感情を吹き飛ばしてくれるような優しくも心強いこのセリフ。
「みんななら勝てると信じている」からこそ出てきた安西先生の言葉、そのことを皆が知っているからこそ言葉の信頼感が上がり、士気も上がります。
ここではバスケの試合ですが、何かに負けそうになったり、挫けそうな時こそ、大きな信頼で背中を押してくれる存在というのはかなり貴重です。
安西先生は大きな心と膨大な信頼から選手の背中を押す、名監督と言えるでしょう。
2位「おい…見てるか谷沢…お前を超える逸材がここにいるのだ…!!それも…2人も同時にだ…谷沢…」22巻
引用元:「スラムダンク」22巻
以前の安西先生の教え子の谷沢。
かなりの実力を持ち、夢を持って渡米するも、バスケもプライベートも上手くいかず、異国の地で命を落としてしまった人物です。
当時安西先生はかなりショックを受け、白髪仏の武装を解き、現在のマスコットキャラクターの性格に落ち着いたのです。
安西先生の中でも性格を変えてしまうほどのトラウマ級の出来事を起こした谷沢、そんな苦い思い出を払拭する人物が2人も現れたのです。
それはもちろん、桜木と流川の2人。
破天荒で、正反対の2人ですが、努力を惜しまずに成長する姿に、安西先生も思わず谷沢への言葉が出てしまいます。
思わず震えてしまった、思わず頭を抱えてしまった、急激で予想外な成長を目の前にしてまるでスタンディングオベーションのように立ち上がる安西先生。
もちろん、現在の湘北には谷沢を知る人物、安西先生の過去の詳細を知る人物はいません。
そんな中、しかも試合中に思わず出てしまったこの言葉、安西先生の谷沢への罪悪感、後悔、申し訳なさが払拭された証明でしょう。
3位「こんな時奇跡というものは起きるものです」19巻
引用元:「スラムダンク」19巻
豊玉との試合も残り1分56秒、10点リードの湘北、この場面での安西先生のこの言葉を字面通り受け取ると、なんのことだか意味が分からないでしょう。
「奇跡が起こる」というのは、負けているチームに「奇跡が起こり」、勝利をつかむ、そんな意味で使われることがほとんどでしょう。
しかし、この安西先生の言葉が放たれたのは湘北が10点もリードしている時、しかも残り時間2分を切っていて勝利に向かっているときです。
そう、この言葉は豊玉に向けてかけられた言葉、そして湘北も気を引き締めろと言う意味で言った言葉なのです。
カリメロこと南が戻ってきて、元監督の北野を見付け、豊玉のチームの雰囲気は一変します。
その空気感の変化をコートの外にいる安西先生が素早く察知、勝てそうな状況に精神的に胡坐をかき始めた選手たちを心配し始めたのです。
もちろん、湘北メンバーなら勝てると思っているでしょう。
しかし、気持ちの緩みは身体の緩み、一瞬で試合状況が変わるバスケの中で、油断は禁物です。
作中では、赤木キャプテンの喝により、湘北は勝利することができました。
しかし安西先生の発した「奇跡」の言葉、もし赤木キャプテンがいなかったら本当に「奇跡が起きていた」かもしれませんね。
4位「…だがそろそろ自分を信じていい頃だ…」20巻
引用元:「スラムダンク」20巻
一時期はバスケから離れ、暴力なども振るっていた三井。
心を入れ替えてバスケに集中している、練習を頑張っているとはいえ、過去の行いの罪悪感、他人と比べた劣等感の呪縛はなかなか解かれません。
中学の時から三井を知っている安西先生だからこそ、バスケを離れて荒れていた三井、泣きながらバスケがしたいと言ってきた三井を受け止め、練習に参加させます。
安西先生は最初から、三井の自尊感情の高さ、優れた技術を自覚している優越感のようなものを知っており、再出発したときのギャップに苦しむことも予想していたのかもしれません。
知りながらもそのことについては触れず、三井自身が成長することを見守っていたのでしょう。
しかし、安西先生が予想していたよりもなかなか過去の呪縛から逃れられない、そんな三井を見て思わずこのセリフが出てきたのでしょう。
独り言のような、ぼそっとつぶやくような、思わず口から出てきたこの言葉。
安西先生が心の底から三井を信頼している、応援していることが伺えます。
5位「どんどんよくなる君のプレイを見ていたかったからだ。指導者失格です。あと少しで一生後悔するところでした」24巻
引用元:「スラムダンク」24巻
山王と試合、桜木の負傷、思わず知らないふりをしてしまった安西先生。
しかし、怪我の状態は思ったよりもよくなく、倒れ込んだ桜木は交代することになります。
指導者として、1人の人として、そしてチームを導く人として、本来であれば知らないふりなんてあってはならないことでしょう。
しかし、この知らないふりというのは、実は愛情の裏返しだった。
そのことが分かるのがこのセリフでしょう。
人としての道徳観、指導者としての使命よりも、桜木の成長を見たいという「希望」と「期待」に胸が躍ったことでしょう。
決して、「あのぐらいの怪我なら大丈夫」という安易な考えではありません。
桜木の意思を尊重、そして自分の希望を尊重して、そのうえで試合に出続けることを黙認します。
安西先生が自分で発した言葉、「指導者失格」。
これは指導者として長く務めてきた安西先生からしたら、かなりの重みがある言葉なはず。
指導者失格への道か、桜木の成長をこの場で見るのか、思わず後者を選んでしまうほど安西先生は桜木へ期待していたのです。
指導者でありながら、湘北メンバーのファンでもあり、常に応援と激励を欠かさない安西先生。
きっとこの交代時も不安と残念な気持ち、本当にこれで良かったのかという葛藤の末の答えだったことがセリフから見えてきます。
6位「桜木君がこのチームにリバウンドとガッツを加えてくれた。宮城君がスピードと感性を。三井君はかつて混乱を。ほっほっ…のちに知性ととっておきの飛び道具を。流川君は爆発力と勝利への意思を。赤木君と小暮君がずっと支えてきた土台の上にこれだけのものが加わった。それが湘北だ」24巻
引用元:「スラムダンク」24巻
山王との試合も残り1分59秒、点差は5点。
もう少し、あと少しで勝てる…
「逆転できるよなよな!!」そんな桜木の質問への答えが、このセリフです。
湘北のメンバーを、レギュラーメンバーの頑張りを知っているからこそ、1人1人の良さと背中を押す応援の言葉、激励を言葉にして渡したのでしょう。
もちろん、本人たちのノリやすい性格を知っての言葉でもあるはずです。
メンバー全員、いや湘北バスケ部が全国制覇を目指して練習に励み、もっと目標に近づくために自主練などをやっている、安西先生は何でも知っています。
多くを語らないからこそ、言葉に重みが出てきます。
しかも、これだけの長い言葉でありながら、全ての内容が頭にすんなり入ってくる。
的確に事実を述べているだけ、そう思って見ると誰でも言えそうな簡単な言葉のようにも思えます。
しかし、選手1人1人を把握しているから、だからこそ言える言葉です。
安西先生の人徳と指導者としての資質があることが伺えます。
7位「下手糞の上級者への道のりは己の下手さを知りて一歩目」17巻
引用元:「スラムダンク」17巻
これはぜひ知っておいてほしい、覚えておいてほしい、個人的にかなりオススメの名言!
名言というよりも、核心を突いた一言と言うべきでしょうか。
何か新しいことを始める、上達の為の練習、これら全て「とりあえずやっている」状態では上達できるものもできなくなってしまいます。
やみくもに練習していても、ある程度までは成果が出るかもしれません。
しかし、ある一定のレベルまでくると、やみくもの練習や努力だけではどうにもならなくなります。
なぜでしょうか。
「なぜ上達しないのかの理由」が分からないからです。
上達しない理由とは、自分の欠点や足りない部分を知らないから、自分は上手だと思っているから。
慢心、おごり、これらは真実を見るための目を曇らせ、自分の都合の良いように解釈しがちです。
まずは自分が下手だと気付く、自覚することで、何を直すべきなのか、どのように練習するべきなのか、自分がやるべきことが見えてくるでしょう。
急に短歌調で出てきたこのセリフ、安西先生もなかなか良い年齢なことも醸し出されています。
8位「君たちは強くなる」5巻
引用元:「スラムダンク」5巻
陵南との練習試合に負けて、バスケ部に入部したはずの1年生も桜木と流川合わせて5人にまで減り、このメンバーで全国制覇を目指します。
陵南との練習試合の結果は負け、しかし、試合内容はかなり得るものがあったようです。
きっと安西先生だけでなく、湘北メンバー全員が得るものを感じたことでしょう。
指導者として、重要な資質とは何でしょうか。
技術を教えること、メンタル面のサポートをすること、チームを導く存在になること…
様々な資質が大切ではありますが、何より重要なことは「選手を100%信じること」。
信じること、これだけなら簡単なことでしょう。
しかし、100%信じることはどうでしょうか?
「分かりました、今から100%信じます!」なんて簡単にできることではありません。
選手1人1人のバックボーンを知っているから、努力を知っているから、実力を知っているから、だからこそ100%信じられるのです。
その100%を簡単にやってのけ、しかもなんてことないように言葉にする、さすが安西先生です。
9位「全国制覇とは口だけの目標かね」18巻
引用元:「スラムダンク」18巻
豊玉との試合の中、自分たちの思うように試合が進まない、流川の怪我、豊玉からの挑発に熱くなる湘北メンバー。
前半が終了して、挑発に乗っている宮城へ、そして徹底マークを受ける赤木キャプテンへ、安西先生は苦言を呈します。
このまま怒られるのか、そんな緊張感が走る中、出てきたのがこのセリフです。
この言葉の後に桜木が「オレを出さねーからだ」と安西先生の顎肉を引っ張ったため、緊張感なく次のシーンへ移っています。
桜木以外のメンバーはドキッとしたでしょう。
全国制覇を目標に練習してきた、試合に勝って全国制覇を目指している…
そのはずなのに、目の前の相手、目の前の問題のみを見ていて、その先の勝利や全国制覇の存在を忘れていたのです。
もちろん、目の前の問題を1つずつ対処していくことは大切なことです。
しかし、その先の目標を忘れてしまっては元も子もありません。
特に宮城と赤木キャプテンは、自分たちが我を忘れていたことにようやく気付かされたようです。
指導者というのは、ただ事実を言葉にするだけでは意味がありません。
相手に伝わるように、言葉と伝え方を選び、適切なタイミングで助言する。
指導者の指導者になれそうな、そんな安西先生のセリフでした。
10位「とりあえず…君は日本一の高校生になりなさい」17巻
引用元:「スラムダンク」17巻
「アメリカに行きたい」と言った流川に対して、反対の意を込めて言ったこのセリフ。
無理難題を投げつけている、いじわるなように見えて、実はかなりの愛情が込められているセリフです。
自分の教え子が急にアメリカに行きたいと言ってきた、しかもまだ高校1年生。
いくら今までもバスケを教えてきたからと言って、簡単に返答ができるような場面ではありません。
「よし行ってこい!」なんて簡単に言えるはずもなく、とはいえ意味もなく反対できるようなそんな簡単な決心の場面でもありません。
流川が本気でアメリカに行きたいと思っているから、まじめに考えた結果の相談だと知っているからこそ、まじめな課題を提示したのです。
「日本一の高校生になれ」とは、裏を返せば「君は日本一の高校生になれる素質を持っている」という意味。
安西先生は流川を思って、流川の実力を知って、流川の可能性を信じてこの言葉を言ったのです。
こんな先生のもとで学びたい、羨ましい場面の1つです。
11位「私だけかね…?まだ勝てると思っているのは…」21巻
引用元:「スラムダンク」9巻
山王戦、点差は20点を超え、湘北は負けムードが漂い始めます。
そんな中、桜木が小暮と交代、桜木は安西先生も勝負を諦めて小暮の思い出作りのために交代した、そんな怒りと自分の不甲斐なさで葛藤します。
そこへ突如現れたのは白髪仏の安西先生。
一瞬で戻り、この言葉を発しました。
負けのムードが流れ始めているとはいえ、負けたわけではありません。
もちろん選手たちも、「もう負けた…」なんて思って、放心状態になっているわけでもありません。
しかし、気持ちの面では負けが濃厚になっていたのは否めません。
そんな中、安西先生はチームの勝利を信じ、勝つための方法をずっと考えていたのです。
指導者として当たり前、なんて思うかもしれませんが、コートからもコート外からも負けのムードが流れている中、勝利を信じ続けるのは至難の業です。
もちろん、確固たる意志を持ち、選手たちを信じているからの行動、言葉。
この言葉、この交代から試合の流れが変わり始めたのは言うまでもありません。
12位「お前の為にチームがあるんじゃねぇ。チームの為にお前がいるんだ」17巻
引用元:「スラムダンク」17巻
これは過去の安西先生が、当時の教え子谷沢へ言った言葉です。
実力も才能もあるが、なかなかいうことを聞いてくれない谷沢へ憤りを感じ、谷沢が天狗にならないように言ったのでしょうか。
「天才」と呼ばれるような人、もしくは実力があり天賦の才がある人は、その実力に胡坐をかくイメージがあります。
もちろん、みんながみんなそのようなわけではありません。
谷沢も胡坐をかいていたわけではないでしょう。
しかし、実力があることによって自分の居場所に満足していない、悩みを持ってプレーしている姿が描かれています。
安西先生もそれを見抜きつつ、まだ伸びしろがある、学ぶべきことがあると考え、あえて分かり切ったことを言葉にして教えたのでしょう。
有名な言葉「One for all All for one」とは少し意味が違いますね。
バスケというチーム競技であれば「One for all All for one」の方が合っているような気がします。
しかし、個人プレーに重きを置いてばかりの谷沢へ、あえてこの言葉を選ぶ、安西先生のセンスの良さが分かるでしょう。
13位「そう…桜木君。ここからはその気持ちが大事です。「勝ちたい」という気持ちがないなら海南大付属などと戦うべきじゃない」9巻
引用元:「スラムダンク」9巻
強敵、海南大付属。
あの安西先生がこんなに警戒、強い言葉を言うのもかなり珍しいです。
海南大付属が強いのは周知の事実。
しかし、その周知の事実以上の「見えない強さ」を感じているからこその言葉でしょう。
もちろん、湘北は負けると思っているから言った言葉なわけではありません。
しかし、生半可な気持ちで臨む相手でもない、ちゃんと覚悟を持て、そんな意味がひしひしと伝わってきます。
他にも安西先生の強めの言葉、シリアスなセリフもありますが、この言葉ほど緊張感の走る、グッとつばを飲み込んでしまうセリフはありません。
「伝えたいことは適切なタイミングで、適切な言い方で」、これをしっかり守ったこのセリフ。
緊張感マックスになりつつも、海南大付属との試合はどうなるのかドキドキワクワクさせてくれます。
14位「おや。もともと君に怖いものなどあったのかね?」20巻
引用元:「スラムダンク」20巻
これは確実に「桜木を煽って調子をよくしよう作戦」の言葉でしょう。
もちろん、効果が抜群なのは言うまでもありません。
桜木の性格を熟知し、そのうえでやる気を引き出すための最適な言葉を選択する。
なんとも難しいことをサラッとやってしまう安西先生。
なぜ安西先生はここまでうまく指導、アドバイス、声掛けができるのでしょうか。
それは今までの経験があるからでしょう。
今まで多くの選手を見て、教えて、育ててきた。
その経験により、まだ入部したばかりの桜木を上手くやる気にできる、そんなすご技を発揮できるのでしょう。
過去の白髪仏の安西先生も、現在のマスコットキャラクターのような安西先生も、「今」の安西先生を作る大切な経験なのです。
15位「道楽か…そーかもしれんね。日一日と…成長がはっきり見てとれる。この上もない楽しみだ」17巻
引用元:「スラムダンク」17巻
シュート2万本…
なんとも途方に暮れそうな、ゴールがはるか彼方な練習、やる気も根気も体力も全てが必要な練習を桜木に課します。
桜木が成長する姿が安西先生にとってうれしいものになっているのが分かります。
指導者として選手に期待するのは当然です。
しかし、「道楽」は「期待」をは少し意味合いが異なります。
道楽とは、好きなことにふけること。
指導者の安西先生が出す課題を、予想以上の成果とともに課題を達成する桜木。
確かに、それを眺め続けるのは「道楽」かもしれませんね。
指導者を辞める時が来ても見ていたい、そんな気持ちも込められているように感じます。
【スラムダンク】安西先生の名言ランキングTOP15 最後に
いかがでしたでしょうか?
知っているセリフは何個あったでしょうか?
15個全部知っていた人は、「スラムダンクマニア」を通り超え、「安西先生マニア」と自信を持って言えるでしょう!
この名言集を見て、「スラムダンクを読み直したい!」「あのシーンの安西先生を見たい」など、よりスラムダンクを好きになってもらえたら嬉しいです。
指導者としての、人生を長く生きている人生の先輩としての、そしてチームの一員としての安西先生の言葉。
そして自分の中での「安西先生の名言ランキング」を作成してみてください。
自分の生活や仕事、勉強などの際の心の支えになるような言葉も多いため、ぜひ心のノートに書き留めておきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。