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【ワールドトリガー】迅悠一の名言13選!実力派エリートを全22巻徹底調査!

「おれのサイドエフェクトがそう言ってる」

迅悠一の名言といえば、このセリフを思い浮かべる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

ワールドトリガーの主人公の1人である、迅悠一・通称「迅さん」

4人の主人公の中ではぐんと年齢が高く、余裕のある笑みが印象的なキャラクターですよね。

個人的に、作中での迅さんのセリフでグッと来たものを、1人の迅さんファンとして全22巻を徹底的に読み尽くし、全力で選ばせていただきました!!

と、いうわけで今回は「ワールドトリガー迅悠一の名言13選」を大紹介!

完全に個人的な13選ですので、選定基準にばらつきが見られますがご容赦くださいませ。

また「名シーン」ではなく「名言」なので、あくまでも「言葉として響いたもの」を選んでいます。

「名言=作中の華やかな見せ場」ではないことをご理解の上、ご閲覧ください。

あなたの好きな名言は、どこで登場するでしょうか?

ではでは早速、実力派エリート・迅悠一の名言を発表して参ります!!

【ワールドトリガー】迅悠一の名言13選

「おれのサイドエフェクトがそう言ってる」

「おれのサイドエフェクトがそう言ってる」
(8巻|第64話「大規模侵攻⑬」など)

「おれのサイドエフェクトがそう言ってます」
(2巻|第10話「ボーダー上層部」)

迅悠一といったらこのセリフ、なんならワールドトリガーの有名なセリフTOP3に入ってそうなセリフです。

ものすごおおおくカッコいい(とんでもなく主観)そしてすごく安心するんです。

適当とか当てずっぽうではなく、「サイドエフェクト」という確かな能力があって、この言葉に絶大な信頼を寄せれることも大きいのですが……

彼がここまでに、それだけの信頼を多くの人から得てきたという証でもあります。

未来を視る力があっても、それを他言しなければ、街全体の未来を変えるなどと大それたことはできません。

迅のサイドエフェクトがあり、さらにそこへ

「他人のためにこの力を使おう」

という彼の意志があったからこそ現在、迅の周囲の人間が、彼のこの言葉に絶大な信頼を置いていると言えるでしょう。

結論を簡潔に言います。

迅さんはすごい。

 

「揺れるな」

「揺れるな」
(19巻|第165話「三雲修⑯」)

ヒュースのデビュー戦前に「何か自分は間違っている気がする」と悩む修に、迅がかけたセリフです。

修が、ヒュースを部隊に入れたことは「間違い」だったという思考パターンに入ってしまえば、また玉狛第2は元のメンバーに戻ってしまいかねません。

恐らく、修自身が悩んでいる理由も予知で分かった上での発言でしょう。

この言葉を思い出して、修はすぐ問題解決しようと行動を起こしたので、アドバイス効果は抜群ですね。

「揺れるな」の4文字がこんなにカッコいいのは、文末が命令形だからというのもありそうです……。

やっぱりどう転んでも葦原先生は天才です。

「予知を教えてもいい結果になるとは限んないしね」

「予知を教えてもいい結果になるとは限んないしね」
(8巻|第63話「大規模侵攻⑫」)

レイジに予知の内容を教えている時に「この予知は小南たちにも伝えないのか」と言われ、迅が答えた時のセリフです。

伝えるべき人とそうではない人の違いを見分けることができるのは、それだけ彼が人間をよく見ているということでしょう。

また、こういう発言をしたということは、前に教えてはいけない人に予知を教えてしまったことがあったのかもしれません。

ここの区切りは非常に見極めが難しそうですね。

なんだか、迅さんがしていることは難しいことばっかですね……!!(冷や汗)

「未来を決めるのは勝敗だけじゃないからな」

「未来を決めるのは勝敗だけじゃないからな」(7巻|第57話「大規模侵攻⑦」)

「小南が負ける相手がいるから、修が死ぬ未来があるのか」と訊ねた遊真に対して迅が言ったセリフです。

確かに運動会で優勝しようが今後の人生全て勝ち続けられる訳ではありませんし、テストで最下位になろうが死んでしまうわけでもありません。

「大丈夫だ……未来はもう動き出してる……」

「大丈夫だ……未来はもう動き出してる……」(4巻|第32話「迅悠一⑥」)

黒トリガー争奪戦が終わった夜、風間に「何故形見を手放した」と言われたことを、自室で一人思い出しながら迅が呟いたセリフです。

公式データガイドブックでも

  • 「名セリフランキング1位(単数投票)」
  • 「名セリフランキング2位(複数投票)」

と、凄まじい人気っぷりを発揮しているこちらのセリフ。

迅は風間の言った「師匠の形見」という言葉を、頭の中で思い出し、そして次のコマで何か考え込むようにして瞳を閉じています。

「形見を手放したぐらいじゃ、最上さんは怒んないよ」

と笑ってすませていますが、過去に彼がその「師匠の形見」に恐ろしいほどの執着の念を持っていたのは一つの事実。

このことから、本当は自身の手元に風刃を置いておきたかっただろうと推測されます。

家族がいない、兄弟姉妹もいない、そんな彼に残された最愛の師匠の形見なのですから、手放したくないのは当然でしょう。

それでも迅は「未来のため」に風刃を手放したのです。

ではその「未来」とは一体なんのことを言っているのか。

彼が風刃を手放したことによって起こったと思われることは、大体以下の通りです。

迅が風刃を手放したことで変わった未来

  1. 修が全力で風間に挑み、1戦だけ風間と引き分けることができた。
  2. 修と風間が引き分けたことで、緑川が修とランク戦をし、その後それをきっかけに遊真と緑川が仲良くなる。
  3. 遊真が緑川に「グラスホッパー」を教えてもらい、以後遊真が愛用&多用するトリガーとなった(ランク戦でのポイントに非常に大きく貢献し、遠征へ行く確率が上がった)
  4. 遊真がボーダーに入隊することができた。
  5. ボーダー入隊時に、遊真の実力を知った木虎が「イルガーを倒したのは遊真」だと気づいた。
  6. この後大規模侵攻にて、修に木虎がついていく理由となった。
  7. 修に木虎がついて行ってくれたため、アフトクラトルの狙いが「C級隊員」だと早めに気づくことができ、被害を抑えられた。
  8. 風間が修を気にかけるようになる。
  9. 「隊長としての務めを果たせ」という風間の助言(木虎曰く「風間さんは修にめちゃめちゃ甘い」とのこと)により、修が迅を玉狛第2に勧誘。
  10. 迅を勧誘したことで、「玉狛第2の4人目」が「ヒュース」であると手掛かりをもらう(そして無事実現し、修の遠征行きの可能性をグンとあげる)
  11. 風刃が三輪の手に渡ったことで三輪が風刃を使い、修の死亡ルートが回避された。
  12. 風刃がハイレインに命中したため遊真の射撃も当たり、レプリカが遠征艇を発進させることに成功する。
  13. さらにそれによって時間を失ったハイレインは千佳のキューブを探せず、結果として千佳は攫われずに済んだ。

本当にざっくりとですが、これが大きく動いた未来だと考えています(ほんっとにまだまだあります……)

たった一コマに込められた、その想いの深さは底知れません。

さらに迅さんの未来予知で「変わった未来」として個人的に好きなのが、

「14話で三輪隊と遊真を戦わせたことで、「アンカー」と「ボルト」を遊真が手に入れ、結果的にヴィザ撃破に繋がった」

ということです。

葦原先生はやはり天才でしかなかったようです。

今後も恐らく迅が「風刃を手放した」ことの影響があちこちで生まれるでしょう。

城戸さんの「真の目的」と繋がるというのも気になるポイントですね。

「鍛えろよ若者 あっという間に本番がくるぞ」

「鍛えろよ若者 あっという間に本番がくるぞ」(4巻|第32話「迅悠一⑥」)

マカロンを口に詰め込んで喋っているのが、可愛いポイントですね。

彼の言う通り、この後あっという間に時間が過ぎて、千佳と遊真は入隊日を迎えることとなります。

黒トリガー争奪戦の直後に、迅は玉狛支部へ戻って来てこのセリフをサラッと言ったわけですが……

あれだけ激しかった戦いのことも、手放した師匠の形見のことも、迅は何一つとして修たちに言いませんでした。

彼の趣味が暗躍なだけあって、本当に「陰ながらのサポート」に徹してるんですよね。

本当に、流石としか言いようがありません。

実際こんな19歳がいたら、惚れるどころの騒ぎじゃないぞ。

「おれはあいつに「楽しい時間」を作ってやりたいんだ」

「おれはあいつに「楽しい時間」を作ってやりたいんだ」(4巻|第32話「迅悠一⑥」)

お前の目的は何だと太刀川に聞かれて、迅が答えた時のセリフです。

これだけ奔走し回っている、大忙しの実力派エリートの目的がこれだと知った時は驚きでした。

過去の自分と遊真が重なる、と自分自身で言っていたことから迅にも、

「生きる上での目的が無い」

という時期があったのでしょう。

家族は母だけだったのにその母は近界氏に殺され、師匠も数年前に亡くしたばかりの彼ですから、そういう話にも頷けます。

そんな彼を変えたのが友情だった、とはまた、胸が熱くなりますね。

「大体おれのせいなんだ メガネくんはわるくない」

「大体おれのせいなんだ メガネくんはわるくない」(14巻|第116話「迅悠一⑨」)

レプリカがいなくなった原因は全て自分にあると、修に対して迅が言った時のセリフです。

「未来予知」のサイドエフェクトは、ボーダーのサイドエフェクトの強さの中でもTOPに位置するかなり「人間離れした能力」です。

「未来が視える人間」がいなければ、救えるとか救えないとかいう線引きははなから出来ないので、誰もそこを責めることはできません。

けれど、迅が予知をすることで、「救える命」と「切り捨てなければいけない命」がでてきます。

当然、切り捨てられた側の人間は迅を責めるでしょう。

しかしそれで彼が悪いとは一概には言えません。

迅が予知しなければ、同様に救われなかった命もあるからです。

これは、道徳的にも非常に難しい問題ですね。

迅は、未来をみることで救う命と救わない命を1人で選ばなければいけないという、あまりにも重すぎる使命を課せられています。

19歳の青年にはやや重たすぎると思いますが……

このセリフは、彼の苦渋の決断の末の深い謝罪だったと言えるでしょう。

「試してみなよ そんな話が通るかどうか」

「試してみなよ そんな話が通るかどうか」(4巻|第31話「迅悠一⑤」)

黒トリガー争奪戦の直後、隊律規定違反で迅のトリガーだけ没収する、と城戸が言ったのに対して迅が返したセリフです。

彼にしては珍しく、ややけんか腰っぽい発言ですね(アニメ版で聞くと分かりやすいかもしれません)

それだけ遊真を入隊させたかった、ということでしょう。

ちなみに、このセリフの前に城戸が「太刀川や迅からトリガーを没収する」と言った時、

「平和に正式入隊日を迎えられるなら それでもいい」

と鋭い視線を城戸指令に投げかけています。

この話の迅は、作中でもトップ3に入るぐらいの大活躍を見せていましたね(かっこいい)

「パワーアップはできるときにしとかないと いざって時に後悔するぞ」

「パワーアップはできるときにしとかないと いざって時に後悔するぞ」(2巻|第11話「迅悠一」)

「パワーアップは できる時にしておいたほうがいいだろ」(5巻|第43話「迅悠一⑦」)

修のB級昇格や、三輪に風刃を使うように誘った時に、背中を押すように迅が言ったセリフです。

彼が作中で2度もこの台詞を言っており、彼自身の経験から生み出した言葉であると言っていることから、

「パワーアップをできる時にしておかなかったため、大切な時に後悔した」

という過去があるのは間違いありません。

それを後輩たちに繰り返させないように言って回る彼は、ある意味先輩の鑑のような存在ですね。

迅が母親や師匠とどのように死別したかは、まだ作中で明らかにされていないので、そのことにもこのセリフは関わってくるかもしれません。

余談ですが、19巻で明かされた最上さんの素顔が、まさかのおでこ出し&サングラススタイルで、「迅さん…あんたって人は…ッ(涙)」ってなりました。すごく。

「ぼんち揚げ食う?」

「……ぼんち揚げ食う?」(4巻|第31話「迅悠一⑤」など)

至るところで、至る隊員に彼が言っているセリフです。

シリアスムードが一気に吹っ飛ぶ力を持っているセリフ、として有名です。

あれだけぼんち揚げばかり食べていると、彼の肌が荒れてしまいそうで私は心配しています(そこ?)

「別に戦争するつもりはないが おとなしく渡すわけにはいかないな」

「別に戦争するつもりはないが おとなしく渡すわけにはいかないな」(3巻|第25話「迅悠一③」)

遊真の黒トリガーを使って本部と戦争するつもりか?と風間に聞かれ、それに迅が返したセリフです。

単行本3~4巻での黒トリガー争奪戦。

この争奪戦が始まる前の、ピリピリ感が個人的に結構好きです。

争奪戦が終わった後に、太刀川や風間が仲良くぼんち揚げをボリボリしているのを見ただけで、元々この3人は仲が良いことが分かりますね。

そんな仲良しな隊員同士でも、対峙しなければいけない時は来るという静かな覚悟が感じられます。

「別にいいさ 決めるのは本人だ おまえが後悔しないようにやればいい」

「別にいいさ 決めるのは本人だ おまえが後悔しないようにやればいい」(3巻|第19話「玉狛支部」)

ボーダー入隊を断った遊真が迅に謝った時に、迅が遊真に返したセリフです。

すでにこの時迅には、未来で遊真達がボーダー入隊を決意しているのが視えていたのでしょう。

それでも、強制することなく、しっかり遊真本人の意思を尊重して一度は入隊を断らせるあたり、彼の優しさが伺えます。

最後に

ここまで読んでくださった方、おつかれさまでした♪

いかがでしたでしょうか。

あなたの好きな迅さんのセリフは入っていましたか?

  • 「好きな名言があった!」
  • 「新しい名言を発見できた!」

という方がいらっしゃいましたら、光栄です!

ワールドトリガーという作品の主人公の中で、一人だけ違う立場にいる迅。

表舞台に立つことこそ少ない彼ですが、その魅力ははかり知れないものです。

普段の飄々とした姿からは想像もつかないような悲惨な過去を背負っており、葦原先生ご自身も、

「非常に動かすのが難しいキャラクター」

として手を焼いているご様子(公式データブックより)

私自身、迅さんというキャラクターの全体像は、まだほんの少ししか見えていない状態です。

主人公である修や千佳が最近目まぐるしい成長をしており、迅はちょっぴり出番が少なめですよね。

でもだからこそ今後の彼の活躍や、過去編に期待できるというものです。

引き続き、ワールドトリガーという作品を楽しんでいきましょう!

それでは、最後までご覧くださりありがとうございました!