恋は雨上がりのように

【恋は雨上がりのように】名言ランキングTOP20!爽やかで切ない名言の数々!全10巻を徹底調査!

17歳の女子高校生と、そのバイト先の店長である中年男性との恋模様を描く「恋は雨上がりのように」。

物語に登場するセリフは、純粋な気持ちがストレートに表現されているものや、どうにもならない切なさが伝わってくるものなど、グッとくる名言ばかりですよね。

しかし、そんな印象的なセリフでも、読んでからしばらく経つと「あのセリフなんだったっけな…」と思い出せないことありませんか?

この記事では、そんなモヤモヤ中のあなたに向けて、「恋は雨上がりのように」1巻~10巻に登場する名言をランキング形式でまとめています!

ぜひお目当ての名言を見つけてくださいね♪

※なるべく客観的に順位をつけましたが、ファンの個人的なランキングですので、筆者の趣味嗜好により多少偏りがあることをご了承ください。

それでは、「【恋は雨上がりのように】名言ランキング」1位から順に発表していきます☆

目次

【恋は雨上がりのように】名言ランキングTOP20

1位「人を好きになるのに理由なんていりますか。」by橘あきら

    

引用元:「恋は雨上がりのように」2巻

1位は、主人公のあきらが店長に言ったこのセリフです!

あきらは、バイト先の店長に告白をしたものの、年齢が離れすぎていることからなかなか信じてもらえません。「俺なんかのどこがいいの」と尋ねる店長に対し、あきらが言ったのがこのセリフでした。

店長とあきらは20歳以上年が離れていますが、そんなことはお構いなしに思いをぶつけるあきら。店長に恋をしているあきらのまっすぐな思いが伝わってきますよね。

純度100%の名言です!

2位「店長はいつも、雨の日の私を助けてくれるんですね。」by橘あきら

引用元:「恋は雨上がりのように」6巻

2位は、あきらのこのセリフ!

突然の雨に打たれ、ずぶ濡れになってしまったあきら。そこへ通りかかった店長が傘を差しだし、バイト先のファミレスでコーヒーをいれてくれました。

実は、2人が出会ったきっかけも、雨の日のファミレスで店長がコーヒーをサービスしてくれたこと。あきらがそれを思い出した場面で、このセリフが登場しました。

物語の中で、“雨の日”は落ち込んでいるあきらの気持ちを描写しています。

そんな憂鬱な雨の日に、いつも優しく手を差し伸べてくれる店長。あきらが店長を慕う気持ちが伝わる、物語の象徴とも言える名言です!




3位「この感情を、恋と呼ぶにはあまりに軽薄だ。」by近藤正己

引用元:「恋は雨上がりのように」4巻

3位は、あきらのバイト先の店長のこのセリフです。

あきらから好意を寄せられているものの、突き放すような態度をとってしまった店長。それを気にしたあきらが店長の家を訪ね、「あたしではダメですか?」と落ち込んだ様子を見せます。

そんなあきらの不安をとってあげたいという一心で、店長があきらを抱きしめる場面でこのセリフが登場しました。

あきらを抱きしめながらも、心の中では冷静に「これは恋ではない」のだと感じている店長。あきらのことを大切に思っているからこそ、自分の心にブレーキをかける店長の切ない気持ちが伝わってくる名言です。

4位「何かが代わりになっちゃうなら、それは本当に好きって言えないよね…」by西田ユイ

引用元:「恋は雨上がりのように」5巻

4位は、あきらのバイト仲間・ユイのこのセリフです。

あきらが片思いをしていることを知ったユイ。苦しそうなあきらの様子を見て、「身近に(あきらのことを)想っている人がいるかもしれない」と語りかけました。

しかし、あきらはきっぱりと「諦めて別の人のところへ行くなんて考えられない」と答えます。それを聞いたユイが言ったのがこのセリフでした。

恋愛に限らず、周りの人やモノに対して「本当に好きなのかどうか分からなくなる」ことってありますよね。そんな時、「代わりになるものがない」と思えるなら、本当に好きな証拠!

自分の気持ちが分からなくなった時に思い出したい名言です。




5位「あなたの魅力は、あたしだけのもの。」by橘あきら

引用元:「恋は雨上がりのように」1巻

5位は、あきらの心の声として登場したこのセリフ!

高校生のあきらが恋をしているのは、20歳以上年の離れたバイト先の店長。

店長は、頭に10円ハゲができていたり、たまにズボンのチャックが開いていたりと、周りから見れば“冴えないオジサン”なのですが、あきらにとってはそんな店長の姿が魅力的に見えているようです。

このセリフから、周りに流されることなく、まっすぐに店長に恋をするあきらの様子が分かりますよね。「自分にしか分からない魅力がある」というのは、むしろラッキーなことなのかもしれません。笑

6位「あなたのことが好きです。」by橘あきら

引用元:「恋は雨上がりのように」1巻

6位は、あきらが店長に言ったこのセリフです。

あきらは店長に一度告白をしたものの、まさか本気だとは思ってもらえず、軽く受け流されてしまいます。

そして後日、雨の日に傘もささずにファミレスへ現れたあきら。びしょ濡れになりながら、店長にもう一度告白をした場面でこのセリフが登場しました。

物語の中で何度も登場する雨の日。その中でも、この“雨の中の告白”は印象に残りますよね!

セリフとしてはシンプルですが、ストレートな思いが胸に響く名言です。




7位「周りの目だけが理由なんじゃない。なにより俺が、傷つきたくないんだ。」by近藤正己

引用元:「恋は雨上がりのように」2巻

7位は、店長の心の声として登場したこのセリフです。

店長とあきらは、デート中に2人で喫茶店に入りました。しかし、2人の年が離れていることで周りから好奇の視線を向けられ、店長は早々と店を出てしまいます。

そして、店長が改めてあきらとの年の差を痛感した場面で、このセリフが登場しました。

店長にとってあきらは、若くて純粋な少女。そんなあきらと一緒にいると、「もう自分は若くない」ということを実感させられてしまいます。

あきらとこれ以上親しくなることを不安に思う店長の気持ちが見えてくる名言ですね。

8位「あたしたちはいつでも、あきらのこと待ってるから。」by喜屋武はるか

引用元:「恋は雨上がりのように」8巻

8位は、あきらの幼なじみ・はるかが言ったこのセリフ!

足のケガをきっかけに、好きだった陸上と距離をとるようになったあきら。そんなあきらのことを、はるかはそっと見守ってきました。

しかし、心の中では「あきらにもう一度陸上部へ戻ってきてほしい」という思いを持ち続けており、ついにその思いをぶつけます。

一度挫折してしまっても、「待っている人たちがいる」ということは、再起する力になりますよね。さらに、ずっとあきらのことを気にかけてきたはるかの言葉だからこそ、心に響くものがあります。

友達を思う気持ちにグッとくる、心強い名言です。




9位「誰かになろうなんて思わないで。あんたは十分、魅力的なんだから。」by西田マイ

引用元:「恋は雨上がりのように」9巻

9位は、ユイの姉が言ったこのセリフです。

吉澤とデートすることになったユイは、吉澤の好きな人であるあきらの髪型や服装に寄せて、デートに臨みます。そして告白したものの、残念ながら振られてしまいました。

その後、落ち込んで部屋で泣いているユイに対して、姉が発したのがこのセリフでした。

せっかく個性があって魅力的なのに、「誰かになろう」とすることでその個性が失われてしまうのはもったいないですよね。厳しいようにも聞こえますが、ユイの魅力を知っている姉ならではの言葉ではないでしょうか。

自分に自信を無くしたときに思い出したい名言です。

10位「俺は、橘さんのことが好きなんだ…」by近藤正己

引用元:「恋は雨上がりのように」7巻

10位は、店長の心の声として登場したこのセリフです!

店長は、自分のことを好きだと言う高校生・あきらと接するうちに、バイト中のあきらのことを目で追うようになります。さらには、ちょっとした表情の変化にも気付いて、あきらの気持ちを察することもできるように。

そんな自分自身の変化に気付いた場面で、このセリフが登場しました。

あきらに対する恋心を自覚した店長ですが、あまり嬉しそうではないですよね…。きっと、あきらとの年齢差や周りの目、自分自身の劣等感などが頭をよぎっているのでしょう。

店長の複雑な心境を物語っているような、切ない名言です。




11位「本当は入れたいんですか?新しい…データを…」by橘あきら

引用元:「恋は雨上がりのように」8巻

11位は、あきらが店長に言ったこのセリフ!

店長の息子である勇斗に、走り方を教えることになったあきら。勇斗ののみこみの早さを店長に話すと、「子供はインプットできるスペースがたくさんある。大人はいっぱいいっぱい」だと言われます。

そこで、あきらが店長に詰め寄るように問いかけたのがこのセリフでした。

大人になるにつれ経験が増えていき、新しいデータを入れる場所がなくなっていく感覚は、なんとなくわかるような気がします…。

そんな諦めにも似た感覚を鋭くついてくるような名言ですよね。

12位「あの部屋だって、未練じゃなくて執着なんだ。」by九条ちひろ

引用元:「恋は雨上がりのように」7巻

12位は、店長の大学時代の同級生・九条のセリフです。

九条は、大学時代に店長とともに小説を書いていた仲間で、夢を叶えて小説家として活躍しています。そんな九条が、ある日店長の家を訪れ、”小説を書くための部屋”があるのを知ったことでこのセリフを発しました。

小説とはかけ離れた仕事をして暮らしている店長ですが、小説を書くことを完全にやめることはできていません。九条が言うように、そこには「書くことに対する執着」があるのでしょう。

店長のことをよく知る九条の名言によって、店長の執着心が明らかになりました。




13位「たとえ今、橘さんとその友達の心が離れてしまっているとしても、きっと一緒に過ごしたかけがえのない時間があったと思う。それはどんなに時が経っても、決して、消えてなくなったりしないよ。」by近藤正己

引用元:「恋は雨上がりのように」4巻

13位は、店長があきらに言ったこのセリフです。

幼なじみのはるかとケンカしてしまい、落ち込んでいるあきら。そんなあきらを励ますように、店長が語りかける場面でこのセリフが登場しました。

仲の良い友人であっても、時にはすれ違ってしまうこともあります。しかし「一緒に過ごしたかけがえのない時間」までなくなるわけではないですよね。

大切な人との関係が壊れてしまうかもと怖くなったときは、この名言を思い出し、落ち着いて対処したいものです。

14位「光を見つけたって、誰しもがそこへ向かっていけるとは限らないよな…」by加瀬亮介

引用元:「恋は雨上がりのように」5巻

14位は、あきらのバイト先の同僚・加瀬のこのセリフです。

植物園で偶然会った加瀬とあきら。

成り行きで一緒に見て回っていると、不思議な木を見つけます。その木は、根本はグネグネ曲がっているのに、光の当たる場所を見つけたことで、途中からまっすぐ上に伸びていました。

加瀬は、その木がまるで“店長”という光を見つけたあきらのようだと言い、このセリフが登場しました。

実は、加瀬が密かに思いを寄せているのは、血のつながっていない姉。加瀬にとっての光は“姉”ということになりますが、そこに向かうには壁があることが想像できます。

加瀬の姉への思いがこもった、切ない名言です。




15位「普段、読書をしない橘さんが図書館へ来たっていうことは、どこかで橘さんを呼んでいる本があるのかもしれない。それはきっと、今の橘さんに必要な本だよ。」by近藤正己

引用元:「恋は雨上がりのように」3巻

15位は、店長があきらに言ったこのセリフです。

店長が好きだという「純文学」を探しに、図書館へやってきたあきら。そこで偶然にも店長に会うことができ、おすすめの本はないかと尋ねます。

しかし店長は、「本は一方的にすすめられて読むものではない」とし、このセリフが登場しました。

「自分を呼んでいる本があるかもしれない」というのは面白い考え方ですよね!

現在では「著名人が勧めている」とか、「高評価のレビューがついている」とかの理由で本を選ぶことも多いですが、この名言を見て、「たまには直感を信じるのもいいな」と思いました。

16位「君が俺の何を知っているの。」by近藤正己

引用元:「恋は雨上がりのように」3巻

16位は、店長があきらに対して言い放ったこのセリフ。

あきらは、店長が図書館で借りていた本が、実は店長の知り合いが書いた本だと知りびっくり!

その知り合いや店長自身を「すごい!」と褒めますが、それがかえって店長の「小説家になれなかった劣等感」をあおってしまい、店長にこのセリフを言われてしまいます。

あきらは、店長の抱えている「劣等感」の存在を知らなかったために、褒めているつもりが知らず知らずのうちに店長を追い詰めてしまいました。

人にはそれぞれ「表には出ていないけれど抱えているもの」があるのだと痛感する名言です。




17位「俺たちは大人じゃねーよ。同級生だろ。」by九条ちひろ

引用元:「恋は雨上がりのように」4巻

17位は、九条が店長に言ったこのセリフです。

10年ぶりに再会した九条と店長は、学生の頃に通っていた居酒屋で楽しい時間を過ごしました。

その帰り際、店長が九条の小説にダメ出しをしたことで九条が拗ねてしまいます。そんな九条の様子を見た店長が「大人気ない」とからかった場面で、このセリフが登場しました。

お互いに年齢を重ねても、学生時代の友人に会うと昔に戻ったような感覚になりますよね。

たとえ疎遠になっていても、同級生であることに変わりありません。私も学生時代の友人に会いたくなったら、この名言を思い出して積極的に連絡をとってみようと思います。笑

18位「自分の何気ないひとことが、誰かの心を揺らしている。こんなのも、いつぶりだろうか。」by近藤正己

引用元:「恋は雨上がりのように」2巻

18位は、店長の心の声として登場したこのセリフ!

あきらからの告白に対して、「返事をすることはできない」と伝えた店長。しかしあきらは納得がいかない様子で、一向に引く気配がありません。

そこで、何気なく「俺とデートでもしてごらんよ。きっと気持ち悪いよ?」と言ったところ、目をキラキラさせたあきらにデートの約束をとりつけられてしまいます。笑

店長の何気ない言葉に分かりやすく喜ぶあきらが可愛いですよね!店長も、学生時代に戻ったかのような錯覚に陥り、少しドキドキしている様子が伝わってきます。

2人の恋の行方を見守りたくなる名言です。




19位「別にいいと思います。そういうものって、誰でもあると思うから。」by橘あきら

引用元:「恋は雨上がりのように」5巻

19位は、あきらが店長に言ったこのセリフです。

古本市にやってきた店長とあきら。しかし店長は、本に夢中になるあまりあきらのことを放置して一人で楽しんでしまいます。

店長は「本のことになると突っ走ってしまう」ことをあきらに話し、「ダメだよな」と謝りますが、それに対してあきらが言ったのがこのセリフでした。

店長は、本のことになると突っ走ってしまうのを“悪い癖”だと思っていましたが、それをあきらに肯定され、嬉しかったでしょうね。

確かに、何かに夢中になって周りが見えなくなるときは誰にでもあります。むしろ、そこまで夢中になれるものがあるのは幸せなことですね。

20位「君にもあるんじゃないのか?待たせたままの…季節の続きが。」by近藤正己

引用元:「恋は雨上がりのように」10巻

20位は、店長があきらに言ったこのセリフです!

大雪の日に店長の家を訪れたあきら。暗くなる前に帰そうとする店長の思いとは裏腹に、なかなか帰ろうとしません。

そこで店長は、「これ以上俺が橘さんにできることは何もない」と突き放し、このセリフが登場しました。

恋に夢中になることで、”走る”ことを遠ざけているあきらの核心をつく名言です。

また、店長の部屋に書きかけの原稿があるように、あきらの部屋には捨てずにとっておいたスパイクがあります。それらを「季節の続き」と表現しているのが面白いですよね!




最後に

さて、お目当ての名言は見つけられましたか?

「恋は雨上がりのように」に登場する名言は、若さ溢れる爽やかなものから、大人の深みが感じられるものまで、本当に様々です。

もし「探していた名言が載っていなかった…」という方は、ぜひもう一度漫画を読み直してみてくださいね!

また、「恋は雨上がりのように」はすでに完結している作品ですが、読むときの年齢によっても違った視点で読める作品だと思います。

ぜひ何度も読み返して、あなただけの名言を見つけてください♪