ハイキュー

【ハイキュー】最終回ネタバレ感想!ついにバレーボール漫画の金字塔が完結!

バレーボール漫画の金字塔と言われているハイキュー、ついに45巻で完結しました。
ハイキューは古舘春一先生が書く、2012年から2020年まで「週刊少年ジャンプ」に掲載された作品です。
2014年4月からアニメ化もされ、現在では2020年10月より第4期第2クールも放送されています。

また、漫画アニメにとどまらず、ヴォイスコミックOVAゲームにもなっています。
期間限定でTOHOシネマでアニメが放映され、私も何度も観に通いました。

そんな45巻の超大作のハイキューの最終回を、ネタバレ、感想を交えて解説していきます。

  • Vリーグの勝敗の行方はどうなったのか
  • 卒業後の進路として登場していないキャラたちの進路
  • 最後どのようにして物語は終わりを迎えるのか

高校バレーボールの、そして社会人バレーボールの青春を見せ続けるハイキュー。
まだまだ続いてほしかった気持ちと、この気持ちの良い終わり方にすっきりする気持ちとなんとも複雑です。

優れた身体能力を持つ日向は、そしてコート上の王様だった影山はどうなったのでしょうか。

目次

ハイキュー1~44巻まで各巻のあらすじ

まずは、ハイキューのあらすじを1巻から確認していきましょう。
途中まで読んでいる人はここであらすじを確認、もしもっと気になるようでしたらぜひ漫画を購入して全編読んでみてください。

かなり長くなるため、内容を把握している人は飛ばして45巻のネタバレへお進みください

»最終巻45巻のネタバレはこちら

第1巻 日向と影山

優れた身体能力を持ちながらもバレーボール環境、チーム人数に恵まれなかった雪ヶ丘中学の日向翔陽。
中学生最後の試合では助っ人の力も借りて、初めて公式試合に出場します。

相手は「コート上の王様」と呼ばれている影山飛雄がセッターの、優勝候補とされる北川第一。

試合は獲得セット数0、そう試合時間わずか31分で雪ヶ丘中学は敗退してしまいます。

引用元:ハイキュー1巻

高校は、憧れの小さな巨人の母校でもある、烏野高校に進学します。
そこで出会ったのは、あの北川第一の影山。
入部の際に教頭先生を巻き込んだ事件が起こり、3対3の試合に勝利しないと入部できないことになってしまいます。

チームワークの悪い中、速攻を使って勝てないかと思案します。

第2巻 頂の景色

影山が「ボールを持っていく」変人速攻が決まり、第1セットを日向、影山チームが先取。
その後、日向、田中先輩(田中龍之介)の攻撃が決まり、セットカウント2-0で日向、影山チームが勝利、2人は烏野高校バレーボール部に入部します。

初めての練習試合は強豪校、青葉城西高校。
緊張でガチガチの日向はミスを連発、マッチポイントは日向のサーブが影山の後頭部に当たり、第1セットを落とします。
へこんでいる日向に、田中は「ネットの”こっちっ側”にいる全員!もれなく”味方”なんだよ‼」と日向を鼓舞、日向も調子を取り戻し、第2セットをとります。

しかし、第3セットのマッチポイントで青葉城西のセッター、そして影山の中学の先輩でもある及川徹が登場。
連続でサービスエースを取られるものの、最後は日向のブロードで第3セットを獲得、青葉城西に勝利します。

第3巻 チーム烏野、始動

ついに烏野高校バレーボール部のリベロのやっさん(西谷夕)、そしてエースの旭さん(東峰旭)の復活。

そのころ、武田先生(武田一鉄)は坂ノ下商店の鵜飼(鵜飼繋心)の勧誘に成功します。

引用元:ハイキュー2巻

エースに憧れを抱くと同時に、自分の囮という立場に少しもやもやしていた日向も、自分の囮の価値を実感します。
そしてGW 合宿が開始、迷子になった日向は「ゴミ捨て場の決戦」の相手である音駒高校の研磨(弧爪研磨に出会います。

第4巻 ライバル

GW合宿最終日、ついに練習試合が開始します。
音駒高校との試合で目立った強さのない音駒高校に第1セットを取られます。

日向、影山のボールを見ない変人速攻を、「見る」変人速攻にしようとする日向。
何度も失敗をするも、チームメイトの尻拭いのおかげもあり、だんだん形になっていきます。

力でねじ伏せる烏野高校と安定したレシーブで繋ぐ音駒高校、最後にボールを落としてしまったのは烏野高校、0-2でチームとして鍛えられた音駒高校に負けてしまいます。
試合の感想に「普通」と答えた研磨に、日向は「「別に」以外のことを言わせるからな!!!」と宣言します。

第5巻 IH突入!

ついにIH予選が始まります。
1年の中で自分だけレギュラーでない山口(山口忠)は、ジャンプフローターサーブを習いに行きます。

未だに呼ばれる「落ちた強豪飛べない烏」を払拭するべく、第1試常波高校にセットカウント2-0で勝利。
2回戦は旭が破ることができなかった伊達工、緊張するメンバーに対し、西谷のかっこいい鼓舞が飛びます。

引用元:ハイキュー5巻

最強の防御で最速の攻撃である伊達工業高校の鉄壁、ブロックが炸裂しますが、日向の囮も効果を発揮し、旭の前の道が切り開かれます。

第6巻 ザ・セッター対決

伊達工との試合は烏野高校が第1セットを先取します。
しかし変人速攻、びっくり速攻に慣れてきてしまい、第2セット以降はエース東峰のスパイクがいかに鉄壁を崩せるかに運命がかかります。
マッチポイントでは、何度もスパイクを打ち、そして手だけでなく足でもフォローする西谷のおかげもあり、2セット目も烏野が取り、勝利します。

第3回戦は及川率いる青葉城西、最初のポイントから及川のツーアタックで先取します。
しかし影山も負けじとツーで返すなど、セッター同士の対決になってきます。

試合の中で及川は、日向の変人速攻の合言葉「来い」と「くれ」に気付き、よりギアを上げてきます。

そして及川のサーブで西谷の次に狙われたのは、田中。
サーブレシーブの連続ミスが続く中、自分で切り替え、スパイクを決めて自分で流れを断ち切ります。

ブロックへの意識のせいかチーム内のスピードが上がり、コンビミスが出てきたため、影山は菅原と交代になります。

第7巻 進化

烏野のもう1人のセッターである菅原が入ったことで流れを取り戻すが、及川のサーブによって阻まれます。
第1セットは金田一(金田一勇太朗)のブロックアウトにより、青葉城西が先取します。

第2セットは及川のサーブを1本で切って互角の戦いをしますが、ブレイクによって青葉城西が優位に立ちます。
菅原に代わり再度影山がコートに入り、日向とは順調に、月島ともコミュニケーションをとりながら試合を進めていきます。

烏野のマッチポイントになりますが、影山に追いつかれそうで焦っていた及川はもういない、力強いサーブが打ち込まれます。
ラリーの中で及川と今泉の信頼関係から攻撃を予想した影山のおかげで、第2セットは勝ち取ります。
第3セットも競り合いの勝負が続きます。

第8巻 脱・”孤独の王様”

なかなか流れに乗れず、タイムアウトも使い切った烏野は最後の切り札としてピンチサーバーとして山口を投入します。
ガチガチの中自分も戦えると証明しようとするも、ネットに阻まれてしまいます。

しかし山口のおかげでチームの雰囲気は一変、しかし青葉城西が先にマッチポイントに届き、その後烏野も追いつき、デュースに持ち込みます。

「うちの連中はちゃんとみんな強い」ことを知った影山は孤独の王様からは脱出しましたが、31-33でセットカウント2-1で青葉城西が勝利、烏野は3回戦で敗退します。

引用元:ハイキュー8巻

負けても武田先生の言葉のおかげで立ち上がり、次の春高に向けて全員で前を向きます。

青葉城西は白鳥沢に敗れ、宮城県の優勝は白鳥沢に決まります。

第9巻 『欲』

練習試合までの間、清水(清水潔子)は新マネージャーの勧誘に奔走します。

新マネージャー候補の谷地さん(谷地仁花)は、自分に自信がない性格でしたが、バレー部の役に立ちたい気持ち、そして日向に引っ張られ、村人Bでも戦えると宣言します。

テスト勉強後の影山、日向は偶然白鳥沢の牛若(牛島若利)に出会います。
影山に「俺に尽くせないセッターは白鳥沢にはいらない」、「青葉城西は及川以外弱い」と言われ、日向は牛若を倒すことを宣言します。

梟谷、生川、森然、そして音駒の東京遠征の練習試合が始まりますが、影山、日向は赤点で補修になってしまい、遠征に途中参加になります。

戦う中で勝利をつかめない中、日向は変人速攻の目をつぶるのをやめると宣言します。

第10巻 月の出

目をつぶらないと宣言するも反対する影山、喧嘩もあり、日向は鵜飼元監督の下で、影山は個人練習で各々で練習に励むことになります。
また、他メンバーも練習試合に影響を受け、東峰はサーブ、西谷はトス、他メンバーは同時多発位置差攻撃、山口はジャンフロの練習に励みます。

2週間後の練習試合では最初こそ歯車は噛み合わず、初日は全敗します。
各自自主練の中で月島は黒尾(黒尾鉄朗)、木兎(木兎光太郎)、赤葦(赤葦京治)に誘われてブロック練習に参加します。

「たかが部活」としか思っていなかった月島は、山口にかっこ悪いと言われ、木兎にヘタクソと言われ、自分の殻を破り始めます。

第11巻 ”上”

日向、影山の「見る変人速攻」はなかなかうまくいかない中、日向は夜の自主練でリバウンド、そしてフェイントを教わります。
合宿遠遠征最終日、梟谷との試合で新しい「見る変人速攻」が成功、歯車の1つが噛み合ったのを合図に他の攻撃たちも決まり始めます。

引用元:ハイキュー11巻

そんな中木兎はしょぼくれモードに突入、しかし梟谷のメンバーの後押しもありマッチポイントは木兎のスパイクで取り、25-23で烏野は破れます。

試合には負けたものの大きな収穫があり、また、菅原もスパイクに入ると宣言します。

自分たちよりも上がいることを実感し、そのことにわくわくが止まりません。

春高予選が始まる前、月島は兄とバレーについて話をします。
合宿中に木兎や黒尾に言われたことで、心が少しほどけた影響でしょう。

第12巻 試合開始‼

春高の予選が始まり、第1試合は異様な雰囲気の扇南高校。
練習試合の効果もあり、順調に点を取り、第1セット、第2セットを取り、勝利をつかみます。

第2試合は2mの新人が入った角川学園高校。
日向との身長差が約40㎝ということでキャラクターやフジクジラで例えられていたのはこの箇所です。

真っ向勝負ではなかなかかなわない中、影山の調子が良いこともあり「新・変人速攻」を試し、見事に決まります
マイナステンポが順調に決まり、第1セットは烏野が先取、ぎりぎりの戦いの中、日向のブロックアウトにて25点目を取り、2セット目も取り、烏野が2mに勝利します。

前回烏野が敗れた青葉城西に異様な腑に気の1年生が戻っている間、月島は鵜飼コーチにブロックについて自主的に質問に行き、練習試合でものにします。

第13巻 アソビバ

春高代表決定戦、第1試合はお祭りチームの上善寺高校、運動神経が良く何をするか分からない中、どちらが最後まで遊び倒せるかの勝負になります。

「勝負事で本当に楽しむためには強さが要る」の鵜飼元監督の言葉通り、お互い譲らない中、影山の出血もあり、日向、影山ペアは一旦交代になります。
第1セット最終点は上善寺高校による同時多発位置差攻撃のミスによるものと拍子抜け。

第2セットは主将のフォローもあり、攻守ともに安定性を発揮、逆に上善寺は楽しくない時間の我慢に入ります。
点取り合戦の末、上善寺の同時多発位置差攻撃がアウトになり、烏野が勝利を得ます。

2日目は鵜飼が厄介な敵と感じる和久谷南高校。
県内では小さな巨人に最もプレースタイルが似ているであろう、「自由人ジュラシックパーク」で生き延びてきた次男の猛(中島猛)とは接戦の試合が進みます。

その中、主将澤村が倒れ込んでいるシーンで話は終わります。

第14巻 根性無しの戦い

田中との接触で大黒柱の澤村が縁下(縁下力)と交代。
鵜飼元監督からの練習で逃げ出した経験もある縁の下だからこそ、逃げ出さずに戦うことを心に決めます。

前回ネットに阻まれたピンサーの山口は、今回はぎりぎりのネットイン。
2本目はビビってしまいジャンフロではなく通常のサーブを打ってしまいます。
マッチポイントを取り1セット目を先取したものの、悔しい山口に縁下や月島がカバーします。

引用元:ハイキュー14巻

主将が抜けたことでリズムが崩れ、第2セットは和久谷南が取ります。
代用品の気持ちでいた縁下は自分の提案でレシーブできたことで、ようやくチームに溶け込みます。
立ちなおした烏野は第3セットを取り、勝利します。

第15巻 壊し屋

勝者が次の烏野の対戦相手になる、青葉城西対伊達高校。
接戦の中、青葉城西が2セット選手で勝利、準決勝へ進みます。

青葉城西との試合が始まり、新生烏野が始動します。
前回の速攻のドシャットのイメージを払拭、ようやくスタートラインに立ちます。

烏野マッチポイントの中、青葉城西は京谷(京谷賢太郎)という歯車を狂わせる選手を投入、スパイクはアウトになり1セット目は烏野が先取したものの、異様な雰囲気に包まれます。

青葉城西はぎくしゃくするも点数を取っていきます。
そんな中、菅原が戦術的選手交代要因として呼ばれ、影山との戦術的ワンポイントツーセッターへ進化します。
このセットを落とすと危ないと思う中、山口は無言の圧力で鵜飼監督へアピールします。

第16巻 元・根性無しの戦い

自ら鵜飼へチャンスをもらいに行った山口は、ついに反撃の狼煙のサービスエースを取ります。
山口のサーブで烏野マッチポイントまで持ち込みますが、岩泉のスパイクによって阻まれます。

及川のサーブもあり第2セットは青葉城西が取り、フルセットへ持ち込みます。
バランスを崩された方が致命傷の中、京谷の入った青葉城西の歯車が揃います。

烏野も日向の予測不能な動きに影山が合わせ、アタックライン手前のスパイクを決めます。

青葉城西が先に20点台に乗る中、山口がサービスエースを取るも1本で切られます。
青葉城西がマッチポイントの中、再び菅原が投入です。

第17巻 才能とセンス

菅原が投入され逆転に持ち込む烏野、「才能は開花させるものセンスは磨くもの」及川のセットアップもしっかり拾い、最後は日向のスパイクにより勝利をつかみます。

引用元:ハイキュー17巻

決勝は県内で最も未完成なチーム、白鳥沢高校。
殴り合いの試合が開始します。

西谷でもはじく牛若の左。
トータルディフェンスの効果を発揮し、宣言通り3本目でボールをとらえます。
同じとき、月島は触っても止められない牛若のスパイクに悩まされます。

第18巻 幾望

互いにミスもある中、自分にしか興味のない牛若は日向に張り合い、白鳥沢が第1セットを先取します。

強敵は牛若だけでなく、センスと経験のゲスブロック天童(天童覚)も力を発揮してきます。
煽ってくる天童の動じない月島はドシャットで止めにかかります。

新しいことを試す烏野と高さとパワーを愛する白鳥沢。
ワンタッチの続く月島は、ついに3枚ブロックを完成させ、西谷の完璧なレシーブへ繋げます。

執拗に執念不快月島のブロックは続き、デュースに持ち込まれます。

第19巻 月の輪

なかなか決まらないことに焦る白鳥沢の白布(白布賢二郎)、そのほころびを見逃すことなく、月島のドシャットが決まり、第2セットは烏野が取ります。

両者譲らぬ戦いの中、誰よりも目立たない白布と誰よりも目立つ牛若の攻撃で、白鳥沢が第3セットを取り、リーチをかけます。
そんななか烏野は月島の提案もあり、ブロックを調整することで、唯一牛若と対等な西谷の視界をクリアにしていきます。

白鳥沢と烏野、昔から変わらないコンセプトの戦い。
飛び続ける日向を支える中、田中の「後輩を支えてこその先輩だ(5・7・5)」この名言が出たのもこの場面です。

引用元:ハイキュー19巻

第20巻 こだわり

21-23で烏野が優位だったがデュースに持ち込まれぎりぎりの戦いになる中、影山のトスのズレを左手で対応した日向のおかげで第4セットを取り、最終セットへ持ち込みます。

第5セットは菅原がスターティングメンバーに入り、西谷のトスで仕掛ける同時多発位置差攻撃も決まります。

しかしノッてきた牛若を止めるのは容易ではなく、月島はブロックの際に負傷してしまい、離脱してしまいます。
今まで悔しい感情をほとんど出していなかった月島でしたが、さすがに強がりだけでは抑えきれません。

最終セット白鳥沢が優位で進める中、牛若はついに日向のことが「嫌だ」と気づきます。
そんな中ついに影山が入り、白鳥沢の背中まであと1点に詰め寄ります。

第21巻 コンセプトの戦い

白鳥沢が優位な中の烏野タイムアウト、応援に力を入れる田中姉と商店街チームは白鳥沢の安定感のある応援の気迫に圧倒されます。

山口の連続サーブで逆転するも、牛若から事実の誉め言葉をもらった五色(五色工)により、白鳥沢はマッチポイントを迎えます。
しかし烏野譲らずデュースへ持ち込みます。

牛若のスパイクにうなだれるメンバーに、「バレーは常に上を向くスポーツだ」と鵜飼監督からエールが飛び、同時に月島も医務室から帰ってきます。

引用元:ハイキュー21巻

疲労がたまり足が動かなくなるメンバーが増える中、西谷のファインプレーに助けられ、月島の戦略が利いていても牛若に押さえつけられる中、大地や旭など先輩に助けられ、2フルセットの末21-19で烏野は勝利、宮城県大会を優勝します。

第22巻 陸対空

東京代表決定戦の準決勝はネコ対フクロウ。
超調子がよく目立つ木兎対目立たないスーパーレシーバー夜久(夜久衛輔)。

いつも通りスロースタートで徐々に守備の精度を高めていく音駒。
木兎がクロスの打ち方を忘れるといういつも通りのハプニングもありながらも接戦が続きます。

そしてセットカウント2-0で梟谷高校の勝利、音駒は3位決定戦の戸美高校に勝利しなければならないと後がなくなります。
ネコ対ヘビは同タイプでの対決。

戸美の「自滅を狙う」戦い方の前に音駒、特にリエーフ(灰葉リエーフ)は苦戦、しかしそのリエーフにより流れは断ち切るものの、レシーブの要でもある夜久が捻挫で交代、音駒に緊張が走ります。

第23巻 ボールの”道”

黒尾の主将の底力を発揮し、第1セットは音駒が先取。
存在が大きく注目されないエース山本(山本猛虎)は戸美に狙われるも完璧なレシーブ、そしてエースにふさわしいスパイクを見せつけます。

戸美も負けじと上手に姑息な方法で、得点を重ねていきます。

接戦の末、チームワークのはまった守備ができた音駒の勝利、全国大会の出場権を得ます。

引用元:ハイキュー23巻

そして東京代表1位は、梟谷高校を破り、佐久差率いる井闥山学院高校が1位を決めます。

そんな中、影山は全日本ユースの強化合宿の招集の声が。

第24巻 初雪

影山は全日本ユースの強化合宿、そして月島は宮城県の疑似ユース合宿から声がかかります。
声がかからなかった日向は、自ら疑似ユース合宿に乗り込みます。

鷲匠先生に「価値を感じない」と言われながらも、ポジションボール拾いとして無理やり参加。
焦る日向はレシーブに目を付け、研究を開始。
コート内には情報がいっぱいなことに気が付き、日を重ねるうちに本能が直感に代わってきます。

そんな中影山は、ユース合宿で小さな巨人に近い星海(星海光来)、そして侑(宮侑)と出会います。

第25巻 返還

ユース合宿、疑似ユース合宿が終了し、全員での練習風景が戻ってきます。
そんな中ユースで見た星海から、日向はもっと高く飛べると宣言されます。

伊達工との練習試合、以前の鉄壁により磨きのかかったバンチ・リード・ブロックに苦戦します。

素ひて、ユース以降難しい顔をしている影山の影響か、烏野はチームの輪が乱れていき、影山が以前の王様に戻っていく。

しかし、以前とは違いチームメンバーでしっかり意見交換をする喧嘩をすることでお互いに気付きがあり、影山は以前とは違う新王様になります。

第26巻 戦線

ついに伊達工からセットを取った烏野。
獲得セット数4-4まで持ち込み、練習の成果が形になってきます。

そして春高に向けて出発。
各メンバーごとにファインプレー集「ORE SUGEE DOUGA!」が配られ、各々緊張を解くべく動きます。
そのころ谷地は、清水の過去の話を聞き、脚の傷を勲章の傷を褒め称えます。

引用元:ハイキュー26巻

試合が始まる前、日向の荷物がなくなるという事件もあったものの、清水の行動力により解決します。

初戦、椿原学園高校との試合。
コート環境の影響をもろに受ける影山は、微調整に入ります。

第27巻 繋がれるチャンス

影山が調子を取り戻すまで、山口のサーブに救われます。
エース同士の派手な戦いが続く中、月島のブロック、そして日向の意識の体当たりレシーブに一同驚かされます。

烏野がマッチポイントの中、椿原学園はピンサーで姫川(姫川葵)を投入。
アンダーハンドサーブは寺泊(寺泊基希)の後頭部に直撃、烏野第1セットを取ります。

2セット目、再度投入された姫川のサーブはなんと天井サーブ。
烏野3点を失い、流れを持っていかれるも西谷、旭が取り返します。

そしてセットカウント2-0で烏野1回戦突破、「チャンスは準備された心に降り立つ」を体現します。

第28巻 2日目

烏野に続き、音駒、梟谷も2回戦進出を決めます。
そして日向は現在の小さな巨人、星海に出会います。

春高2日目、相手は優勝候補でもありユースにも呼ばれた高校No.1セッターと言われる宮侑率いる稲荷崎高校。
応援の吹奏楽の力さえ強く感じ、大地の声もかき消されるほどです。

宮侑と影山の東西セッター対決と言われる中、新しい「ドン」のジャンプを試すもスパイクを打ち忘れる日向
案の定影山に怒られ、打ち忘れないことを誓います。

稲荷崎の応援にサーブを乱される烏野の前に現れたのは田中姉率いる烏野応援団。

第29巻 見つける

西谷、日向が「カッコ良死する」と言ってしまうまでに引き付ける和太鼓応援団、烏野のリズムを取り返します。

しかし、サービスエースを取り調子に乗る宮兄弟はここぞとばかりに変人速攻をまねして、しかも成功させてきます。
そして、日向、影山の本家の変人速攻をブロックで封じ込める。

引用元:ハイキュー29巻

点取り合戦の中山口のサーブに託されるも、目印の誘導灯が隠れるという盲点。
しかし、嶋田マートの袋を目印代わりにでき、サービスエースを取ります。

お互い乱れぬラリー攻防が続き、レシーブフォローに影山は相手コート側まで奔走します。

第30巻 失恋

なかなか活躍が見られない田中はここぞという場面でスパイクを外し、珍しくへこみます。
しかし、自分の中で「下を向いている暇はあるのか」と自問自答し、超インナークロスを決め、いつもの調子を取り戻します。

そして27-25で烏野第1セット先取、波乱の幕開けです。

そのころ音駒は早流川工業相手に、走らされて苦戦します。
音駒の脳、弧爪をターゲットにされますが、その作戦を使って早流川工業を逆に策に溺れさせます。

デュースで体力ぎりぎりで持ち込まれる中、32-30、セットカウント2-0で音駒が勝利します。

そして烏野は西谷が宮侑に狙われ、サービスエースを取られる事態発生。

第31巻 ヒーロー

スーパーサーブvsスーパーレシーブの対決は、西谷のしょぼレシーブ、そして宮侑のサーブミスによって終わりを迎えます。

稲荷崎が先に20点台に乗るも、影山の連続サービスエースにて烏野は流れを取り戻します。
嫌な流れになってきた稲荷崎はエースアラン(尾白アラン)を下げ、主将北(北信介)を投入。
「反復、継続、丁寧」を信念にやってきた北は簡単には揺らがず、烏野は苦戦、第2セットを稲荷崎に取られます。

西谷が怖いと思うサーブレシーブを、エース旭が断ち切ります。
怖いという気持ちを言葉にし、仲間の声に助けられ、ついにオーバーでサーブレシーブします。

第32巻 ハーケン

「よりいっぱいのもん」で支えた丁寧なトスを上げる宮侑。
マイナステンポの裏を試してくるなど、試合中でも新しことへの挑戦は欠かしません。

どうしても稲荷沢優勢の流れが切れない中、日向のナイスレシーブが出るも得点は稲荷沢に入ります。
凹む烏野メンバーは、嬉々として自分のナイスレシーブを自慢する日向に引っ張られます。

稲荷沢マッチポイントになるも、田中のキレッキレストレート、影山のサービスエースにて、烏野マッチポイントまで追いつきます。

希望と絶望を繰り返す中、月島のブロック、そして再び日向のサーブにて救われます。

第33巻 バケモンたちの宴

常にスパイクばかりを欲していた日向の成長に驚かされる烏野メンバー。
接戦の末32-30、セットカウント2-1で烏野が勝利します。

敗北が決まった中、宮侑は日向に「いつかアンタにトスを上げる」と宣言します。

引用元:ハイキュー33巻

退場した稲荷沢、引退の北は「どや俺の仲間すごいやろってもっと言いたかったわ」と、後輩の涙を誘う言葉を残します。

春高3日目、ついに念願のゴミ捨て場の決戦が開始します。

スタートから怒涛のラリー合戦が開始。
もう1回がない試合、に両者熱が入ります。

第34巻 猫の爪

ねちねちブロック月島の師匠、黒尾のブロックに煽られる月島。
1人では勝てないが山口のサーブ、そして月島のブロックで流れを取ります。

お互いに興味と尊敬、高揚と尊重を持った試合が進む中、まるでゲームのように攻略を楽しむ弧爪。
3か月前とは違いお互いに成長を見せつけ合う中、烏野が先にマッチポイントに到達します。

しかし、怒涛のラリーの中、助走距離確保で焦っているところに畳みかけてお見合い、まさかの音駒が第1セットを先取します。

第35巻 鳥龍

均衡を保ちながら進む第2セット、先に崩したのは影山のノータッチエース。
空で粘る烏野、地で粘る音駒の粘り対決です。

いつの間にか日向がマークされている中、その中でも最善の動きを探ります。
しかし、徹底した日向つぶしは日向の動きだけでなく、影山のトス置上げたい気持ちまで削いでいきます。

そんな中、音駒は守備の完成形、拾わずして得点を得る領域まで達します。

危機的状態の烏野ですが、影山はここで合えて日向にオープントスを上げます。

引用元:ハイキュー35巻

第36巻 おれの勝ち

オープントスはジャストミートにはならなかったものの、烏野の得点になります。
烏野調子に乗ってくるも、ピンサーの天井サーブに一瞬翻弄されるも、第2セットは烏野が取ります。

苦しい練習を乗り越えたご褒美タイムはどちらの手に渡るのか。

取って取られて接戦の中、日向のフェイントにて弧爪から点を得ます。

第37巻 祭の終わり

終わらないでほしいと願う中、ボールについた汗による弧爪のトスミスで、烏野の勝利が決まります。

そして音駒と同じく東京代表の梟谷は3回戦も勝利をつかみます。

準々決勝の相手は星海のいる鴎台高校。
現在の小さな巨人はどちらなのか、直接対決です。

同じころ木兎率いる梟谷は、全国3本の指に入る桐生率いる狢坂との対決。
対木兎仕様に苦戦するものの、みんなのエースからただのエースになるという木兎の言葉とともに、攻略を始めます。

第38巻 タスクフォーカス

赤葦が調子が悪く1回下げられる中、狢坂が第1セットを先取します。

リセットした赤葦のトスを満面の笑みで打つ木兎。
会場全体の応援を受け調子に乗る木兎、第2セットは梟谷が取ります。

ぎりぎりの戦い、木兎の絶好調に敵味方関係なく引っ張られる中、セットカウント2-1で梟谷が勝利。

日向は元祖烏野の小さな巨人に会い、現在の小さな巨人決定の対決に挑みます。

引用元:ハイキュー38巻

初っ端から最小スパイカーたちの攻防が火花を散らします。

第39巻 小さな巨人

全員が伊達工の青根並のブロックの鴎台、月島もブロックタイミングを合わせてドシャットします。

星海は小さいからこそそれを強みに、そして自分が弱いことを理解したうえで強くなります。
そんな絶好調の星海を前に、25-20と点差が開いたまま烏野は第1セットを落とします。

第2セットはローテを回し、烏野強矛ローテ対鴎台強盾ローテがぶつかり合う。
1年たちが好調の中、なかなか調子が上がってこない損の立場になってしまう旭、布野連は断ち切れるのか。

第40巻 肯定

なかなかスパイクの決まらない旭、そんな中しっかりブロックフォローを決める西谷のカッコよさに鴎台も驚きです。
菅原が入り肩の力を抜くことができた旭、攻めのプッシュによってようやく得点を得ます。

魔の3日目と言われ体力消耗の激しい中、今までで1番美しい空中姿勢、そして相手ブロックの吸い込みによる強気の1点を得ます。

そんな旭に影響を受け、日向もより高く、より速いスパイクにて1点を取ります。
キレッキレの烏野の背中を押すのは、やはり山口。

山口のサーブに背中を押され、ブロックアウト狙いを「避ける」ブロックをかます月島、第2セットを烏野が取ります。

第41巻 小さな巨人vs

準々決勝、運命の最終セット。
普通に強いだけの鴎台を崩したくてワクワクする日向はチームに紛れ、逆に星海は目立っていきます。

小さな日向はどんなに高い壁にも、高さで勝負を仕掛け、1人ではなくチームで点を取っていく。
最初のころは囮と言われることに不満のあった日向は、「おれは最強の囮がいい」と言葉にします。

引用元:ハイキュー41巻

ナイスレシーブ、ナイススパイクを続ける日向が、まさかの建てなくなり、発熱が発覚、出場を止められます。
泣いて悔やむ日向に武田先生は「今この瞬間もバレーだ」と考えることを続けるように諭します。

退場していく日向に星海は「お前を待っている」と声を掛け、次の巻へ続きます。

第42巻 なにもの

日向が退場してしまい、月島も疲労の影響が出る中、23-25、セットカウント2-1で鴎台の勝利、烏野準々決勝敗退が決まります。

そして佐久早率いる井闥山も準々決勝敗退と、波乱の展開。

そしてここから話は一気に飛び、数年後、ブラジルのリオデジャネイロに日向はいます。
全部できるようになるため、一旦ビーチバレーに転向、「ニンジャショーヨー」の名前で親しまれます。

そのブラジルでまさかの及川と出会い、急遽一緒にビーチバレーの試合をやり、バレーの楽しさを取り戻します。

第43巻 ラスボス

エイトール(エイトール・サンタナ)と生活のかかるバレーの試合をし、逆プロポーズを見守ります。
そして日本に帰国した日向は、ムスビイブラックジャッカルに入ります。

そしてシュヴァイデンアドラーズとの試合、中学ぶりの念願の影山との対決です。
宮侑と日向のセットアップもぴったりはまり、世界のエースたちと対等に戦います。

以前の自分が囮になって他メンバーが点を取るところから成長し、自分で自分を囮に得点に繋げます。

ちなみに、田中と清水が結婚したのが判明するのもこの巻です。

引用元:ハイキュー43巻

第44巻 最強の敵

ビーチで鍛えられた日向はレシーブでも輝きを見せていきます。
強くなったから長く試合ができる、強くなったから強い相手と試合ができる、日向以上に影山が実感しているのがなんだか不思議です。

コート上の王様はスパイカーの信頼に信頼で応える、良い意味の王様に変貌を遂げている。

そんな影山に引っ張られ、二刀流から三刀流に進化した宮侑。
そして引っ張られてキレッキレのクロスを打ってくる「ただのエース」木兎。

勝負の行方は分からないまま、最終巻へ。

最終回のあらすじ ネタバレあり!

ここからはハイキュー最終回、45巻のネタバレを含みます!

ここから45巻ネタバレあり

Vリーグで高校生の時とは違う、成長を見せる選手たち。
熱中し始めるととことん突き詰めてしまう佐久早は、強力な回転の好敵手である牛若と直接対決します。

その牛若は同じバレーボール選手だった父、そして大学生になった岩泉と再会します。
左利きという最強のギフトを守ってくれた父に感謝し、強さに貪欲な”完成しない最強”は、最大の武器であるスパイクをより強いものに新しく作り直します

3セット先取で勝利のトップ試合は、セットカウント2-0で日向のいるBJがリーチをかけます。

ADがシンクロ攻撃を仕掛ければ、BJも負けじとシンクロ攻撃で返すという、お互いに譲らない試合運びになります。

高校の時「もっとも小さな巨人に近い選手」と言われた星海のスパイクは、同じ低身長で目線に入らない日向によって阻まれます。
6年前、春高で戦いそびれた2人の念願の直接対決です。

引用元:ハイキュー45巻

日向を抑え込みにかかる真のエース牛島のスパイクを、正面Aパスで返す日向。
これはたまたまラッキーではなく、今までの経験と知識を総動員して作り出した必然、分かる人にしか分からない日向の成長がうかがえる場面です。
負けも悔しい気持ちも全てバレーボール、と武ちゃんの教えがあったからでしょう。

「強くなればどんどん試合ができる」

「強ければずっとバレーができる」
その言葉の通り、中学ぶりの影山対日向の対決は続きます。

399話からは選手の背景に高校時代の横断幕が描かれていて、高校生の時からの成長、そして変わらない選手たちのバックグラウンドが思い出されて、涙が止まりません。

星海:習慣は第二の天性
佐久早:努力
木兎:一球入魂
若利:強者であれ
侑:思い出なんかいらん
日向、影山:飛べ

マッチポイントは日向のブロードで囮になり、木兎がスパイクを決めます。
26-24の接戦のうえ、セットカウント3-1でBJが勝利します。
点が決まった際、勝者になった日向も、敗者になった影山も素晴らしい笑顔です。

ついに影山に追いついた日向、高校の時から続く勝負は日向1,096勝、影山1,100勝とのこと、ここまで数えていることが凄いです。

引用元:ハイキュー45巻

試合が終わった日向は、日本バレーボール協会競技普及事業部の黒尾に声をかけられます。
黒尾はバレーボールの垣根を下げる、いや、ネットという高い壁を下げるべく奔走しているようです。

そして2021年、有明アリーナ、東京2020オリンピックバレーボール競技会場に、ジャパンを背負った日向と影山。
女子リーグには田中の幼馴染の叶歌の姿もあります。
幼いころの田中の「できるまでやればできる」の言葉を心に置き、やられてもやり返します。

対戦相手のアルゼンチンには、あの「コートを制す」及川が。
対する日本は影山、日向の変人コンビがそろっての試合です。

最後は、バレーボールとは何なのかが書かれています。

バレーボール(排球)
コート中央のネットを挟んで
2チームでボールを打ち合う
ボールを落としてはいけない
持ってもいけない
3度のボレーで攻撃へと
つなぐ競技である

引用元:ハイキュー45巻最終話

ここまでは45巻のあらすじをざっくりと説明しました。
ここからは、今までの話の伏線回収しているところ、そして個人的にグッとくきたポイントを紹介していきます。

ハイキュー45巻の個人的グッとくる感動ポイント

ハイキューを1巻からずっと読み続けているハイキューの大ファンの私が選ぶ、45巻のグッとくるポイントを紹介します。

牛若の「ありがとう」

社会人バレーボーラーになった牛島は、幼いころに離婚した父、空井崇に会いにアメリカのカリフォルニア州アーバインへ行きます。
そこで同じく牛若の父に会いに来ていた岩泉と合流したわけです。

父と2人での食事の際に、強くなったこといつも見ていることを何度も言われます。
そんな中牛若は、左利きをそのまま育ててくれた父への感謝の言葉を口にします。

引用元:ハイキュー45巻

最初の頃、影山に「スパイカーに尽くさないセッターはいらない」と無慈悲に答えていた人と同じ人物とは思えないほどです。

現在子育てをしている私は、子供へのギフトをしっかりと守った牛若の父と、それに感謝して強くなっていく牛若の関係性、そして感謝を口に出せるほど牛若が成長したことに涙が止まりません。

北さんの「どや」

最終話のアルゼンチン対日本の試合を見るために集まった稲荷沢メンバー。
集合場所は北さんのお米を使ったおにぎりを提供する、宮治のお店「おにぎり宮」。

テレビの中の侑とアランを見守るのは、宮侑のユニフォームを着て応援スタイルばっちりの治、大耳、赤城、銀島、そして北さん。

北さんが引退の時、宮兄弟に「どや俺の仲間すごいやろってもっと言いたかったわ」という言葉を残しました。
その言葉の伏線がここで回収されるのです。

素敵な笑顔で仲間の自慢をする北さん、そしてその自慢されるまで成長した宮兄弟、負けたら終わりではない、そこからも道は続いていくのです。

表紙、背表紙の日向のジャンプ

単行本を45巻まですべて本棚に並べると、そろって見えてくるのは背表紙の絵たち。

最初のころはジャンプしていたが途中から立ち姿に代わり、最終巻の45巻は日向のジャンプになっています。
1巻の日向のジャンプと45巻の日向のジャンプでは、45巻分の年月と経験の成長がうかがえます。

特に体格に関しては言うまでもなく、表情までも大人びて見えます

そして、表紙。
影山と日向が走っているようなジャンプしているような、同じ構図。
しかし2人とも成長しているのが分かります。

最終回の45巻まで読んでいたからこそ、ぐっとくる2人の成長ポイントです。

 

ハイキューを全巻読み終えた感想

ついに終わりを迎えてしまったハイキュー。
すっきりした終わり方、でもなんだか物足らない、番外編が何冊でも出てほしいぐらいです。

特に42巻から始まる今まで登場した選手の未来に関しては、まとめて表を作りたくなるほどです。
予想外の職業についている人が多くて、試合にのめり込む反面、くすっと笑ってしまいます。

バレーボールなどスポーツ漫画は動きという「動」を、絵という「静」に納めなければなりません。
しかし、古舘春一先生は動を動のまま、写真のように切り取っているようなタッチで、読みながら本当に試合を見ている気分になります

私の高校時代から変わらないおすすめ漫画、人生で1番人に紹介している漫画、ハイキュー最終巻のネタバレはいかがでしたか。

スポーツ好きやバレーボールス好きは勿論、試合などのライブ感あふれる漫画が好きな人、高校生の青春が好きな人、そして多彩なキャラが出てくる漫画が好きな人、いや、そもそも漫画が好きな人もそうでない人も全員に読んでほしい漫画です。

ぜひ45巻まで読んで、ハイキューライフをお楽しみください。